TOEIC Part7が時間内に終わらない…大量の英文を高速で理解する方法とは!英語講師が解説します

こんにちは。英語講師の『まのとも』です。

「TOEICのPart7がどうしても時間内に終わらない」

「トリプルパッセージが読めない」

「大量の英文が読みこなせない」

このような人がとても多いですね。

しかし、正しい方法で勉強し、きちんと努力すれば、Part7は時間内に問題を解くことができます。

もちろん、スコアもアップさせることができます。

この記事では、TOEICPart7は素早く読めるための対策と勉強法をご紹介します。

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

TOEIC Part7の英文は実はかんたんってホント!?

TOEICのPart7はとにかく問題量が多いです。

大量の問題をすばやく読みこなし、必要な情報を読み取る力が試されています。

一方、大学の入試問題は、単語が文法が難しい英文がたくさんあります。

1つの英文が2行も3行も続く長い文章もあり、「どこまでが主語で述語はどれ?」と悩んでしまうような難問もあります。

しかし、TOEIC Part7は、ほとんどがシンプルな文章。

単語もものすごく難しいものはないので、読みやすいです。

難関大学の入試問題より、TOEICPart7のほうが「かんたん」なのです。

しかし、TOEICPart7は問題量が多いわりには時間が短いです。

ふつうに解いていたら、時間内には終わりません。

こちらの、問題をご覧ください。

Questions 176-180 refer to the following advertisement and e-mail.

No. 176 According to the advertisement, why should customers visit the Business Audio Pro Web site?
(A) To hear voice samples
(B) To add a new phone number
(C) To submit a credit card payment
(D) To request recording equipment

No. 177 What is suggested about Business Audio Pro?
(A) It fills orders once a week.
(B) It advertises in the newspaper.
(C) It specializes in data-processing services.
(D) It has recently expanded its business.

No. 178 Who most likely is Ms. Annesly?
(A) An actor
(B) A script writer
(C) A sales associate
(D) A business owner

No. 179 What service does Ms. Annesly NOT request from Business Audio Pro?
(A) Professional voice talent
(B) On-hold messages
(C) Customized script writing
(D) Multilingual voice production

No. 180 What will Ms. Annesly most likely do within 24 hours?
(A) Meet with an actor
(B) Visit a recording studio
(C) Write a script
(D) Speak with a representative

参照:TOEIC公式サイト

Part7は全部で54問。

上記のようなダブルパッセージだけでなく、トリプルパッセージもあります。

ひとつの文章だけでなく、2つや3つの文章を見ながら問題を解かなければならないので、どこに何が書いてあるのかを探すだけでも大変です。

しかし、この問題をゆっくり読んでみてください。

いかがですか?

TOEIC600点前後の人なら、長文の内容が理解でき、問題も解くことが出来るでしょう。

TOEICはビジネス英語です。仕事で使う英語なので、短時間で資料を読みこなし理解する力が求められています。

受験の英文とは違い、難易度は高くはありません。

まずは「むずかしい」というメンタルブロックを外すことが大切です。

TOEIC Part7の効率の良い勉強法とは

リーディングセッション100問のうち、Part7の長文読解問題は54問あります。

Part7でリーディング問題の半分以上を占めるので、スコアアップのためにはしっかりとした対策を取る必要があります。

 問題形式問題数
Part5短文穴埋め問題30問
Part6長文穴埋め問題16問
Part7長文読解問題(1つの文書)
長文読解問題(複数の文書)
29問
25問

TOEICPart7は、問題をすばやく読む力が必要です。

「テクニック」や「コツ」がよく紹介されていますが、速く読める読解力さえあればテクニックやコツなど必要ありません。

TOEICの長文はむずかしい文法が使われていないので、しっかりとした基礎力さえあれば、時間内に問題を解き終えることができるのです。

英文を読めるようになる基礎力は以下の3つです

☑️必要な単語をマスターしている

☑️文法を使えるレベルまで理解している

☑️英語を英語の語順のまま理解できる

具体的に見ていきましょう。

必要な単語をマスターしている

文法力があっても、単語の意味が分からなければ、英文を理解することができません。

TOEICのPart7は、高度な文法力は必要ないので、単語力があればぐんと読解力がアップします。

単語は、瞬発力が必要です。

学校の単語テストのように、ゆっくり時間をかけて単語の意味を思い出すことができません。

単語は、見た瞬間に意味が出てこなければ、英文をスラスラ読むことはできないのです。

単語を見たら1秒以内に意味が出てくる

このくらいのレベルになるまで、単語を繰り返し勉強しましょう。

単語は、自分のレベルに合った勉強をすることが効率的です。

400点の人なら500点や600点を目指すなど、自分のレベルより少し上のスコアを目指すのが効率よい勉強方法となります。

基礎的な単語をマスターしないうちに、難易度が高い単語に手を出しても、覚えることが出来ないことが多いです。

簡単なレベルからはじめて、徐々に難易度を上げていくとよいでしょう。

文法を使えるレベルまで理解している

ここでいう文法とは、Part7の長文読解に必要な文法です。

大学受験のような、難しい文法は必要ありません。

英文の意味を把握するには、文の構造を理解する必要があります。

主語に当たるところはどこか、述語はどれか、修飾している部分はどこなのかなどがわかれば、英文は理解することができます。

中学・高校の基礎レベルの文法が理解できるだけでなく、使えるレベルまでマスターしていれば、Part7の長文をスラスラ読むことができるのです。

文法の問題集を解いて正解できるだけでは、まだまだ十分ではありません。

基礎的な英文を頭の中に大量にインプットすることで、使えるレベルまで上げることができるのです。

インプットするには、音読が効果的です。

英文を暗記してしまうくらい、何度も繰り返し音読しましょう。

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英語を英語の語順のまま理解できる

英文をスラスラ読むには、英語を英語の語順のまま理解する必要があります。

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解しています。

日本語に訳すためには「返り読み」の作業が必要です。

正しい日本語になるように、英文の後ろから訳すのです。

目線をあちこち移動させると、時間が掛かります。

そして、日本語に訳すのにも時間が掛かります。

その上、「返り読み」の作業に必死になり、ひとつの英文の意味を理解することに意識が集中します。

その結果、英文を最後まで読み終わった時には疲れ果て、「結局なんて書いてあったのか覚えていない…」という悲しい結果になってしまうのです。

返り読みをせず、日本語に訳さず、英語の語順のまま理解することで、英文を素早く読むことができます。

英語を英語の語順のまま読めるようになるには、「音読」が効果的です。

音読することで、英語を英語のまま理解できる「英語の回路」ができます。

1.問題を解く

2.解説を見て英文の意味を理解する

3.理解した英文を音読する

この3ステップを繰り返すことで、リーディングスピードが飛躍的にアップします。

音読の回数に決まりはありませんが、スラスラ言えるようになるのがひとつの目安です。

理想を言えば、100回くらいですね。

たいへんですが、音読の効果は期待を裏切りません。

音読の注意点は、回数にこだわらないこと。

回数を重視すると、数をこなすだけの「作業」になりやすいのです。

作業になってしまうと、いくら音読しても効果が出にくくなります。

英文の構造を理解しながら、ていねいに音読することが上達の秘訣です。

英文をスピーディーに読む秘策とは!?

ここで、さらに効果的な音読の方法をご紹介します。

音読は英文を目で見ながら声を出して読みますが、これに「ネイティブの音声」をプラスします。

ネイティブの音声を聞きながら音読します。これは、「オーバーラッピング」という方法で、ネイティブの速い音声に追いついていけるよう、速く音読する必要があります。

速く音読できるようになれば、英文を読むスピードも速くなるのです。

通常の音読は、自分でスピードの調整をすることができます。

オーバーラッピングの場合は、自分で音読スピードを調整することはできません。

強制的に、ネイティブの速いスピードに合わせて音読する必要があるのです。

リーディングスピードを上げるためには、時間を意識して早く読む訓練をする必要があります。

しかし、オーバーラッピングなら、意識しなくても速く読めるようになるのです。

オーバーラッピングの効果はそれだけではありません。

ネイティブの音声を聞きながら音読するということは、ネイティブの発音のまねをしているということです。

知らないうちに、ネイティブの発音、アクセント、リズムが身についているので、リスニング力がかなりアップします。

【パワー音読メソッド】JJENGLISHエクササイズ

長文を読むスピードをさらにアップするには

今回は、TOEICのPart7の対策法をご紹介しました。

長文を速く読むには、日頃から長い文章に慣れることも大切です。

私は高校・大学の受験塾で英語を教えていますが、同じように教えても生徒さんたちの英語力に大きな差が出てきます。

どうして差がつくのか理由が知りたくなり、生徒さん一人一人に家庭での勉強方法や習慣などを聞いてみました。

その結果、長文読解ができる生徒さんは、「読書が好き」という共通点があったのです。

本を読む習慣があるので、長い文章に抵抗感がありません。

また、文の構造を把握する感覚がすぐれているので、文章を読むスピードがとても速いです。

一方、本を読む習慣がない人は、文字に対して抵抗感があります

文字がいっぱい並んでいるのを見ただけで、拒絶感を感じる人もいます。

また、語彙力が少ないという傾向もあります。

日本語の語彙力が不足している人は、英単語もなかなか覚えられないのです。

たとえば、「abstract」という単語。

「抽象的な」という意味です。

ある生徒さんは、この単語が覚えられないとのことでした。

理由を聞くと、「抽象的な」という意味が分からないそうです。

英語の意味よりも、まず日本語の意味がわからないので、難しい英単語が覚えられないのです。

「第二外国語が母語を超えることはない」

これは、多くの人が気が付かないポイントです。

TOEIC Part7を時間内に終わらせるためには、日本語の勉強も必要です。

新聞を読む、難しい本を読むなどもオススメですね。

お気に入りの小説を読むなど、楽しみながら言葉に触れる機会を増やすこともいいでしょう。

語学は、長時間まとめて学習するより、少しずつでもいいので毎日続ける方が効果的です。

努力は必ず報われます。

英語力がアップすることを楽しみに、今日も英語の勉強を続けていきましょう。

さいごに

「リスニングが速くて全然聞き取れない」

「英語長文を読むのに時間がかかる」

「長文問題を読み終わった後、内容が頭に残らない…」

そんな経験は、ありませんか?

英語が「読めない」「聞き取れない」原因は、英語の処理能力が遅いから。

英語を英語の語順のまま理解できないので、英文を読むスピードが遅く、聞き取ることができないのです。

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解します。

英語と日本語では語順が違います。

英語を正しい日本語に訳すには、「返り読み」が必要です。

たとえば、I play tennis.を日本語に訳す場合、英語の語順では、「①私は」「②する」「③テニスを」です。

日本語に訳すと「①私は」「③テニスを」「②する」です。

英文を頭から読んでいたのに、途中で目線を文の後ろに向けなければいけませんよね。

これはかんたんな英文ですが、長い文章になると目線をあっちこっちに移動するから、もうわけがわからない…。

「英語長文を最後まで読んだけれど、内容が頭に残らない」というのは、「返り読み」の作業に集中して、意味を取る余裕がないからです。

「返り読み」のせいで、英語長文が読めない人が大量に増えています。

リスニングが聞き取れないのは、何が原因でしょうか?

「ネイティブの速い音が聞き取れない」と思いがちですが、原因は「音」だけではありません。

返り読みのクセがついているので、リスニングでさえ頭の中で日本語に訳して理解しようとしてしまうのです。

リスニングは一発勝負、聞いた瞬間に理解しなければいけません。

英語を英語の語順のままに理解する「英語脳」を身につけなければ、長文読解もリスニングもいずれ頭打ちになります。

英語脳がマスターできる勉強法やおススメの教材については、こちらの記事をご覧ください。

英語脳を身につけることが出来れば、英語を日本語に訳さず英語のままダイレクトに理解することが出来るようになります。

そうすれば、TOEICのPart7も怖くはありません。

時間内に問題を解き終えるようになるのです。

英語力がアップして、あなたの願いが叶うことを願っています!

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