【英語のリーディング勉強法】速読のテクニックは逆効果!英語講師がくわしく解説します。

こんにちは。高校・大学受験塾で英語講師をしている『まのとも』です。

「リーディングが速く読めない」と悩んでいる人は、とても多いですね。

リーディングは勉強しても、なかなか成果が出にくいもの。

「どうにか速く読めるようになる方法がないか」と焦る人も少なくありません。

そんなときに、よく使うのが速読のテクニック。

すばやく読むので、リーディングスピードが一気にあがりそうですよね。

しかし、結論からいうと、テクニックにこだわっても、リーディングスピードはそれほど上がりません。

テクニックより、本物の読解力を鍛えたほうが、結局は近道なのです。

今回は、テクニックに頼ることなく、本物の読解力をつける勉強法をご紹介します。

早速はじめましょう!

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

初心者ほど速読のテクニックを求めてしまう理由とは

 

 日本語の文章を読むとき、速読のテクニックを使う人はたくさんいます。

その目的は「短時間で大量の情報を得る」ということ。

「仕事で大量の資料を読む必要がある」「情報収集のために大量の本を読みたい」そう思っても、時間は限られています。

メンタリストDaigoさんは、1日で本を10冊から20冊も読むそうです。

ふつうならば、それほどの大量の本を1日で読み終えることはできませんが、速読のテクニックを使えばすばやく読み、必要な情報をしっかりとることができます。

では、英語のリーディングはどうでしょうか?

大量の英文を読む必要があるので、速読のテクニックを学ぼうという方もいらっしゃるでしょう。

速読を必要とする人は、それだけではありません。

英語長文を読むのが遅いので「速読のテクニックを使えば速く読めるようになるかもしれない」と期待する人が多いのです。

じつは、私自身もそうでした。

スキャニング」や「スキミング」といったテクニックを学び、実践していた時があるのです。

スキャニングは、文章から必要な情報を探し出す方法。

スキミングは、すばやく要点だけを押さえながら文全体を、速く読み進める方法です。

ふつうに読んでいたら時間が掛かってしまうので、速読のテクニックを使って速く読むのです。

あなたも、このブログをざーっと読み進めていませんか?(笑)

そして、必要な情報だけを拾いますよね。

誰もが、かんたんなレベルであれば、速読のテクニックを使いこなしているのです。

私たちは、日本語をマスターしているので、テクニックを使わなくても、ある程度は速読できるのです。

しかし、英語の場合は日本語と同じようにはいきません。

読解力がない場合、速読のテクニックを使おうとしても使いこなせないのです。

わたしが、速読で失敗したのは、英文を読む力が不足していたのが原因です。

そもそも、英文を速く読めず、理解するのに時間がかかりました。

このような状態では、テクニックどころではないのですね。

それに気がつかず、英語長文が速く読めるようになりたい一心で、速読をマスターしようと必死でした(;^_^A

いろいろな人が、「速読をマスターすれば英文が速く読めるようになるよ」と伝えています。

しかし、英語の速読のテクニックは、上級者向けです。

リーディングのスピードを上げるには、まず読解力をつける必要があります。

ここから先は、読解力をつける具体的な方法をご紹介しますね。

英語のリーディング勉強法 テクニックなしで速く読めるようになる方法とは

 

 

英語は、「速く読む力」を身につければ、テクニックなど必要ありません。

速く正確に読むためには、「英語を英語のまま」読むことが必要です。

英語のまま理解するには、ポイントが2つあります。

①日本語に訳さない

②英語の語順で理解する

これらの2つが重要です。

具体的に見ていきましょう。

①日本語に訳さない

頭の中で日本語に訳していては、英語を速く読めるようにはなりません。

学校の授業は、英語を日本語に訳す作業の繰り返しでした。

単語の意味を調べて、一つ一つていねいに和訳していきます。

授業で、英文を直訳すると、「もっと自然な日本語に訳しなさい」と注意されます。

日本語のセンスまで問われ、いったい英語の授業なのか国語の授業なのかわかりません。

「英語の意味を理解する」という本当の目的から完全に反れています。

この学校英語のおかげで、英語をきれいな日本語に訳することが目的になってしまっています。

英語は和訳せず、英語のまま読めるようにならなければなりません。

This is a pen.

この英文の意味は、当然わかりますよね。

「これは、ペンです」簡単ですよね。

もうひとつ質問です。

This is a pen.は日本語に訳して理解しましたか?

This は「これ」

is は「です」

a penは「ペン」

などと、ひとつひとつ和訳はしていないはず。

This is a pen.は「This is a pen.」と英語のまま理解できていますよね。

このように、英語を英語のまま理解できるようになれば、リーディングは速く正確に読むことができます。

②英語の語順で理解する

英語の語順と日本語の語順は全く違います。

そのため、学校の授業では、文の後ろから訳す「返り読み」を行います。

「返り読み」のクセを直さない限り、英文を早く読むことはできません。

次の英文をご覧ください。

I have a friend who can speak English.

「私には英語を話せる友達がいます」という意味ですね。直訳は「私は英語を話すことが出来る友達を持っています」です。

 ①私は ②持っている ③友達を ④話すことが出来る ⑤英語を

英文の語順は、①②③④⑤の順番です。

しかし正しい日本語に訳すときは、①⑤④③②と順番が変わります。

「英語とは逆」つまり、文の後ろから訳し上げる必要があります。

この後ろから訳すクセを直さないと、リーディングを速く正確に読むことはできません。

英語の語順のまま、①わたしは ②持っている ③友達を ④話すことが出来る ⑤英語を と前から理解する必要があるのです。

Simple English Magic 81/シンプルイングリッシュ

英語のリーディング勉強法 速く読み内容をしっかり理解するための実践編

 

英語を速く読み正しく理解できるようにするには、「返り読み」をせず、英語を英語のまま理解する必要があります。

そのためには、返り読みのクセをなんとか直さなければいけません。

英語の語順を身につけるのに効果的な方法は、「音読」です。

「音読」と聞くと、「地味」「つまらない」という声が多く不評です(笑)。

音読は、やればやっただけ効果が出るので、きちんと取り組めば必ずリーディング力はアップします。

しかし、ただ単に声を出して英文を読んでも、効果はあまり期待できません。

正しい方法で練習しなければ、どんなに頑張っても英語を速く読むことはできないのです。

「音読がつまらない」という人は、間違った方法で練習している可能性があります。

頑張っても効果が出ないと、つらいですよね。

そのような悲しいことがないように、音読の注意点と正しい音読の方法をご紹介します。

①意味が分かる英文を音読する

音読をする際、一番大切なことは「意味が分かる英文を音読する」ということ。

かんたんな英文では力がつかない」と思い、難しい英文を音読する人もいますが、効果は全くありません

音読の目的は、「英語の語順通りに理解すること」です。

英語の語順を意識しながら音読することで、返り読みをせずに英語を前から理解することが出来るようになります。

うしろから訳さなくても、英語の語順のままで理解できる「英語の回路」を作ることができます。

意味が理解できない文は、文の構造(文法)が理解できないことが多いのです。

音読の目的は、英文の構造(文法)を頭に叩き込むことです。

中学レベルの文法が大切です。

むずかしい英文を音読しても効果はないので注意しましょう。

Simple English Magic 81/シンプルイングリッシュ

②音読の回数にこだわらない

わたしは英語講師をしていますが、生徒さんには必ず音読をおススメしています。

その際、「何回くらいやれば効果出ますか?」という質問をよく頂きます。

実際のところ、個人差が大きいので、はっきりと回数を指定するのは難しいです。

以前、わたしは「1つの英文を100回読む」と決めて、音読に挑戦したことがあります。

なぜ100回なのかというと、100回くらい読むと英文がスラスラ読めるようになり、暗唱できるくらいまで手ごたえを感じていたからです。

もちろん、英文の構造もすんなり理解できていました。

「100回読めば効果が出る」

ゴールがわかれば、やる気も出ます。

しかし、100回という数字にこだわるようになってから、調子がくるってきたのです。

理由は、回数を消化することが目的になってしまったから。

100回音読すれば今日のノルマは達成!というように、いつのまにか単なる「作業」になっていたのです。

野球の素振りは、ただバットを100回振っても効果は期待できないですよね。

英語の音読も同じです。

きちんと、英文の構造を頭に叩き込むつもりで音読しなければ、最大限に効果を出すことは難しいと思うのです。

ですので、「音読はどれくらいやればいいですか?」という質問に対しては、「スラスラ読めるようになるまで」と生徒さんにお伝えしています。

実際に音読すると分かるのですが、意外とスラスラ読めません(笑)

つっかえずに読めるということは、文法を理解しつつ、英語のまま意味を理解できている証拠です。

ためしに、よく理解していない英文を音読してみてください。

おそらく、スラスラ読めないのではないかと思います。

スラスラ読めるまで、何度も繰り返し音読しましょう。

③正しい音で音読する

音読の目的は、「文字と音声を一致させる」という点もあります

実際に自分で発音することで、文字と音を一致させることができるのです

しかし、ここで大きな問題があります。

間違った発音方法で音読したらどうなるでしょうか?

間違え発音のまま音読を続けると、間違った発音を覚えてしまいます。

間違ってインプットしたら、アウトプットする時も正しく発音できません。

間違って覚えているので、リスニングでも、その単語を聞き取れないのです。

発音の間違いをなくすためには、音声を聞いて発音の仕方を確認する必要があります。

必ず音声を聞いて、正しく発音できるように何度も練習しましょう。

正しく発音するための勉強法は、こちらの記事で紹介しているのでご覧ください。

音読は、英語の文構造や意味を理解するだけでなく「音」も意識するようにすれば、発音がかなり上手くなります。

これも音読のうれしいメリット。

地味な作業ですが、効果が非常に高い。音読は、最強のトレーニングなのです。

音読効果が倍増の「オーバーラッピング」とは

通常の音読でも英語の回路を作ることができますが、よりよい音読方法があります。

オーバーラッピング」といって、音声を聞きながら音読する方法です。

音声を聞きながら英文を目で追い、自分でも声を出すのです。

コツは、音声とぴったり重ねるように読むこと。

音と文字を一致させる効果が高くなります。

音声を聞きながら音読するのは「ものまね」していることと同じ状態です。

ネイティブのものまねをしているのと一緒なので、発音が上手くなるのです。

ネイティブになり切って練習すれば、スピーキングの練習にもなります。

何度も音読することで自然に暗記できてしまうので、スピーキングの力がぐんと伸びます。

音読をすることで、

  • 読解力がアップする
  • 英文を速く読むことができる
  • 発音がよくなる
  • リスニング力がつく
  • スピーキング力もアップする

このように、音読はメリットがいっぱいなのです。

デメリットは、「地味」ということでしょうか…(^-^;

私も挫折しそうになったことがたくさんあったので、いろいろ工夫してみました。

「オーバーラッピング」も楽しく音読できる方法です。

私が実践した方法は、「音声とのスピード競争」です。

リスニング教材の音声の中で、スピードがメチャクチャ速いものを使ってオーバーラッピングする方法です。

速すぎて、はじめはぜんぜん口が回りません。どこで息継ぎするんだろうと思ってしまうほど酸欠状態。

それでも、負けてなるものかとひたすら競争していました。

そして、追いつけるようになり、ついに追い越すレベルまで速く音読できるようになったのです。

喜びをかみしめ、静かにガッツポーズ(笑)

この対決、思わぬメリットがたくさんありました。

リーディングスピードが速くなっただけでなく、リスニング力が一気にアップしたのです。

このオーバーラッピング対決で、TOEICのリスニングが455点までアップしました!

音読で英語回路が完成し、オーバーラッピング対決で高速処理能力がついたのでしょう。

ネイティブのスピードに慣れたので、CNNニュースも聞き取れるようになりました。

英語はできるようになると楽しいです。

あなたも楽しみながら音読できる方法を見つけてみてくださいね。

まとめ

英語は、一生懸命勉強しても、なかなか結果がでません。

上達するには、なにかコツがあるのではないかと、テクニックばかりを追い求める人も少なくありません。

今回お話した速読も、その一つ。

速読をマスターすれば、英語も速く読めるようになると期待してしまうのです。

英語の勉強は、楽器の練習とよく似ていると思います。

ピアノは弾けるようになるまで、毎日練習しないといけませんよね。

英語も全く同じです。

特別なテクニックではなく、基礎練習がとても大事なのです。

基礎練習というと、なんとなく「面白みのないもの」と思われがちですが、英語ができるようになれば見方が変わります。

「やればできる」という手ごたえを感じれば、音読は欠かせない勉強になることでしょう。

ぜひ、音読を毎日の日課に取り入れてください。

必ず、英語はできるようになります!

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さいごに

「リスニングが速くて全然聞き取れない」

「英語長文を読むのに時間がかかる」

「長文問題を読み終わった後、内容が頭に残らない…」

そんな経験はありませんか?

英語が「読めない」「聞き取れない」原因は、英語の処理能力が遅いから。

英語を英語の語順のまま理解できないので、英文を読むスピードが遅く、聞き取ることができないのです。

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解します。

英語を正しい日本語に訳すには、返り読み」が必要です。

たとえば、I play tennis.を日本語に訳す場合、英語の語順では、「①私は」「②する」「③テニスを」です。

日本語に訳すと「①私は」「③テニスを」「②する」です。

英文を頭から読んでいたのに、途中で目線を文の後ろに向けなければいけませんよね。

「英語長文を最後まで読んだけれど、内容が頭に残らない」というのは、「返り読み」の作業に集中して、意味を取る余裕がないからです。

「返り読み」のせいで、英語が読めない人が大量に増えています。

では、リスニングが聞き取れないのは、何が原因でしょうか?

「ネイティブの速い音が聞き取れない」と思いがちですが、原因は「音」だけではありません。

聞き取った英文を頭の中で「和訳」しているので、リスニングが聞き取れないのです。

リスニングは一発勝負です。

聞いた瞬間に理解しないと、間に合いません。

日本語に訳さず、英語のまま理解できるようになるには、「英語脳」を身につける必要があります。

英語脳が育てば、英語長文がスラスラ読め、リスニングも聞いた瞬間に理解することが出来るようになります。

英語脳を身につける勉強方法とお勧めの教材については、こちらの記事をごらんください。

英語力を身につけるまで、妥協しない、あきらめない。

もっと欲張りな人生を送りましょう!

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