英語リスニング学習法|初心者がハマりがちな5つの「ワナ」に要注意!!

みなさま、こんにちは。

高校・大学受験塾で英語講師をしている「まのとも」です。

「リスニングが聞き取れない」

そう悩む人が本当に多いです。

一生懸命リスニングの勉強をしているのに、聞き取れるようにならない。

いったいどうすればいいのでしょうか?

今回は、リスニングができない理由と具体的な対策法をご紹介します。

「聞き取れるようになった!」

手ごたえを感じることができれば、リスニングの勉強は楽しくなります。

では、早速始めましょう!

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

リスニングが聞き取れない理由とは

リスニングが聞き取れない理由その1 中学・高校でやっていないから

 

リスニングができない理由は、単純に「学校の授業でやっていない」ということも原因のひとつです。

私立の学校では、英語に力を入れているところが多いです。

ネイティブの教師が英語の授業をするので、生の英語を聞く機会がたくさんあります。

「やっぱりネイティブの先生がいないと、リスニングができるようにはならないのか…」と思いますよね。

実は、そんなことはありません。

ネイティブの先生の授業がなくても、リスニング力には大きな影響はないのです。

なぜなら、ネイティブの先生がリスニングの聞き取り方を教えてくれるわけではないから

ただネイティブの先生が話すのを聞くだけでは、リスニング力が飛躍的にアップすることはないのです。

学校英語で問題なのは、「リスニングに特化した授業がない」ということ。

リーディングや英文法は、科目としてカリキュラムに組み込まれていますが、リスニングはありません。

教科書もないし勉強の仕方を教えてくれないので、どうすればリスニングができるようになるのかわからないのです。

学校でリスニング対策が十分でないのに、大学入試共通テストの英語はリスニングが必須。

私は英語講師という職業柄、毎年大学入試問題を解いて、傾向を分析します。

共通テストのリスニング問題もやりますが、思った以上に難しいです。

あのレベルが聞き取れるようになるには、かなりのトレーニングが必要です。

英語を中学・高校と6年間も勉強していますが、リスニング対策はほぼゼロです。

最近では、小学校でも英語の授業が導入されましたが、それでもトータルの学習量は全く足りていません。

リスニング力をつけるには、スクールに通うか、英語教材を活用して自分で努力するなど、学校以外での取り組みが必要なのです。

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リスニングが聞き取れない理由その2 英語を理解するスピードが遅い

 

「ネイティブの話す英語が速くて聞き取れない」という人がとても多いです。

「ゆっくり話してくれれば理解できる」という人もいらっしゃいますよね。

このタイプの人は、スピード力がをつければ、リスニングが聞き取れるようになります。

試しに、リスニングで聞き取れる英文を読んでみてください。

スラスラ読めるはずです。

今度は、聞き取れなかった英文を読んでみてください。

つっかえたり、読めない単語があるなど、スラスラ読むことができないでしょう。

読めても、意味が理解できないケースもあります。

このように、スラスラ読むことができない英文は、リスニングでは聞き取れないのです。

リスニングで意味が理解できない人は、英文を読むスピードも遅いです。

「リスニングとリーディングの勉強は別々のもの」と思っていませんか?

同じ英文でも、目で読むならリーディング、耳で聞くならリスニング

手段が違うだけで、「英文を理解する」という点では、リスニングもリーディングも同じです。

つまり、リスニングで意味が取れないのは『読解力不足が原因』なのです。

「リーディングの勉強を集中的にやったらリスニング力もアップした!」という人が多いのは、そういった理由があるからです。

「読むスピードが遅いな」と感じている方は、ぜひリーディングの勉強もしっかりしてみてください。

きっと、リスニング力もアップするはずです。

リスニングが聞き取れない理由その3 完璧主義すぎる

 

リスニングは、集中して聞き取ろうとしますよね。

リスニングの試験であれば、必死に聞き取ろうとします。

しかし注意してほしいことは、「完璧を求めない」ということ。

「ひとことも聞き逃さないぞ」と思う人は意外に多いのです。

完璧主義の人は、たったひとつの単語が聞き取れなかっただけで焦ります。

「えっ、今の単語何だったんだろう」

考えている間に、音声はどんどん流れていきます。

聞き取れるはずの英文までも逃してしまう。

聞き取れなかったひとつの単語にとらわれている間に、リスニング音声はあっと言う間に流れ去ってしまうのです。

これは、完璧主義の人だけでなく、リスニング初心者にもよく見られるケースです。

「単語ひとつひとつをぜんぶ聞き取らないと内容が理解できない」と思っているので、聞き逃さないよう必死になるのです。

キーワードとなる単語を聞き逃した場合は、文の意味が分からなくなることもあります。

例えば、whereやwhoなどの疑問詞ですね。

設問が「where」で始まるのか「who」なのかでは、答えが全く違ってしまいます。

しかし、それ以外の単語であれば、聞き逃しても文の前後で意味を想像することができます。

私たちの普段の生活を思い浮かべてみてください。

人の話を完璧に聞き取ろうとしていますか?

ひとことも逃さず聞こうなんてこと、ほとんどないでしょう。

真剣に聞かなくても、話している内容はほとんど理解できます。

大切なことは、単語ひとつひとつの意味を理解するのではなく、文章全体の意味を把握することです。

学校の英語の授業のように、完璧に理解する必要はありません。

何が言いたいのかがわかれば、それでじゅうぶん!

試験でも、正解を選ぶことができるのです。

完璧を目指すと、聞き逃してしまった瞬間、思考停止になります。

リスニング問題はどんどん進み、結局全部聞き逃してしまう。

完璧主義な人、初心者のみなさんが、やってしまうパターンです。

聞き逃しても、気にしないことが大切です。

最後まで聞き続ける練習をどんどんしましょう。

リスニングが聞き取れない理由その4 英語特有の音に慣れていない

 

リスニングで「全然聞き取れなかった…」と落ち込み、テキストを見てみると簡単な英語ばかりでビックリした。

このような経験がありませんか?

聞き取れないのは「英語特有の音に慣れていない」ことが原因です。

日本人が聞き取りにくい音として、「rとl」「sとth」「bとv」などがあります。

とくに、rとlの違いは分かりづらく、英語上級者でも区別がつかないこともあります。

しかし、rとlが聞き取れないからといって、リスニングが理解できないということは、ほとんどありません。

例えば、

Don’t fly a drone here.

という文がリスニング問題にあったとします。

あれ、「fly」かな、それとも「fry」かな、どっちだろう?

なんて悩みませんよね。

Don’t fry a drone here.

と聞こえたとしても、fryは油で揚げるという意味なので、「ここでドローンを油で揚げてはいけません」という意味だ!なんて思う人はいないはずです。

紛らわしい音が聞き取れなくても、さほど問題にはなりません。

しかし、英語特有の音で厄介なのが、「子音」です。

子音は、日本語にはない音なので、発音するのは難しく、聞き取ることも難しいです。

日本語の音は、「ん」を除いて、必ず母音がセットになっています。

「かきくけこ」なら、「ka ki ku ke ko」。

kの後に「aiueo」が必ずついてきます。

しかし、英語は違います。

例えば、「take」という単語は、「テイク」と読みますが、「ク」は「ku」ではありません。

「k」という音だけで「u」は発音しないのです。

さらにリスニングを難しくする要因が「音の変化」。

となりどうしの単語と単語の音がつながり、音がくっついて変化してしまうことがあります。

例えば、「Take it out」

ひとつずつ読むと、「テイク イット アウト」ですよね。

しかし、実際には「テイキッタウト」と聞こえます。

この「音の連結」は、「子音の発音で終わる単語」と「母音の発音で始まる単語」が続いたときに起こる現象です。

「何て言っているかわからなくて、スクリプトを見たときに、知ってる単語ばかりでビックリした」

というのは、この音の連結が原因であることが多いのです。

音の連結などの「音の変化」をマスターすると、英語が聞き取りやすくなります。

英語の単語はたくさんあるので、「音の変化を全てひとつひとつ覚えないといけない」と思うと気が遠くなりますね。

しかし、音の変化は、パターンが決まっています

そのパターンを覚えてしまえば、あと慣れるだけ。

テキスト(英文)を見ながら、リスニング音声を聞き、文字と音を一致させる練習をしましょう。

リスニングが聞き取れない理由その5 語彙・文法力不足

 

「全然聞き取れなかった…」と落ち込み、テキストを見てみると簡単な英語ばかりでビックリした。

これは、英語特有の音に慣れていないことが原因と、先ほどお伝えしました。

その逆に、「テキストを見ても意味がわからない…」ということもあります。

これは、語彙不足と文法力が不足していることが原因です。

読んでもわからない文章は、聞き取ることは出来ません。

リーディングは、自分のペースで読むことができますね。

「一度読んだだけでは意味が分からない」

その場合は、意味が分かるまで何度も繰り返し読むことができます。

しかし、リスニングは一発勝負。

聞こえてきたその瞬間から理解していかなければいけません。

リーディングのように、何度も読み返すことができないのです。

ネイティブは話すスピードがものすごく速いです。

リスニングは、あのスピードに合わせて瞬時に音を聞き取り、意味を理解していかなければいけません。

リスニングは、リーディングよりはるかに難易度が高いのです。

見た瞬間に理解できる文章でなければ、リスニングで聞き取れないのです。

読んでも理解できないのであれば、単語力が足りないか、文法力が足りない、もしくは両方が原因です。

語彙力と文法力がない場合、リスニングを一生懸命しても、聞き取れるようにはなりません。

まず語彙力と文法力をつけることが先決。

リスニング力をつけるには、中学レベルの簡単な英文を聞く練習が効果的です。

難しい問題をやらなければ力がつかない」と多くの人が思うのですが、これは大きな間違いです

筋トレ初心者が、いきなり100㎏のバーベルを持ち上げる練習を始めてしまうようなもの。

難しい問題に挑戦するよりも、基礎をしっかり勉強したほうが効果的です。

遠回りのようで、実は最短の道を歩むことができます。

 

リスニングの勉強でやってはいけない学習方法とは

リスニング力を上げるには、難しい問題に取り組むべきと考えてCNNやBBCニュースを見る人もいます。

また、楽しみながら学習しようと、海外のドラマや映画をリスニングの教材にする人もいます。

実は、この方法は、かえって逆効果なのです。

その理由を具体的にご紹介します。

CNNやBBCニュースは超難関

 

リスニング力をアップさせるために、海外のニュースでリスニングの勉強をする人がとても多いです。

しかし、「海外のニュースは難易度が高い」ってご存じですか?

海外のニュースは、ネイティブ用に作られています。

そのため、話すスピードがとても速く、リスニングが苦手な人には難しく感じます。

一方、リスニング教材の音声は英語学習者向けなので、クリアな聞きやすい発音で、スピードもネイティブよりゆっくりなのです。

TOEICのリスニングテストも同じです。

TOEICはネイティブが受ける試験ではありません。

スピードが速いと感じますが、ノンネイティブ用なので、あれでもゆっくりなのです。

また、ニュースは、むずかしい単語が多いです。

話題が幅広いし、専門用語も出てきます。

政治、経済、事件、芸能などいろいろなニュースがあり、その分野に関する単語を知らなければ、聞き取ることは出来ません

文法的に簡単な文だとしても、知識がなければ理解することは難しいのです。

株関係のニュースは、株に詳しくない人が聞くと何を言っているかさっぱりわからないです。

大切なことは、自分のレベルに合った学習をすること。

ネイティブ向けの生英語ではなく、基礎的な英語学習者用のリスニング教材を選ぶようにしましょう。

海外のドラマや映画は楽しく学習できるってホント!?

 

では、海外のドラマや映画はどうでしょうか?

ニュースと違って難しい単語ではないし、身近な会話なので理解しやすいだろうと思いますよね。

しかし、海外のドラマも映画も、実は中級者・上級者向けの学習法なのです

海外のドラマや映画も、ニュースと同様、ネイティブ向けに作られたものです。

早口ですし、発音もはっきりしません。

テキストに載っているような、模範的な言葉はあまり使われないうえ、ネイティブでないとわからない表現がたくさんあります。

かんたんな英語なのに理解できないのが、ネイティブならではの会話表現。

ネイティブの生英語よりも、学習用教材を利用して練習をすることが大切です。

いきなり映画やドラマに挑戦すると、聞き取れないことがストレスになり、自信を失ってしまうケースも多々あるのです。

自分のレベルに合った方法でトレーニングをすることが大切です。

海外のドラマや映画、ニュースは上級者向けである

これは、意外に知られていないことなのです。

確実にリスニング力がアップする教材の選び方

ここからは、確実に効果が出るリスニング学習法をご紹介します。

リスニング力をアップさせるために必要なことは、

「聞き取れないところを聞き取れるようにすること」です。

その条件を満たす教材は以下の通りです。

読めば簡単にわかる内容であること

 

英文は読むより、聞く方がはるかに難しいのは何度もお話ししました。

読んでも意味がわからないものは、聞き取ることは出来ません。

読むのに時間がかかる英文も、聞き取るのはむずかしいです。

パッと見て、すぐに理解できる英文でないと、聞き取ることは出来ないのです。

スピードに対応できる能力を鍛えるためには、読んですぐに理解できる内容の教材を選ぶことが大切です。

スクリプトがついているもの

 スクリプト(テキスト)がないと、きちんと聞き取れたかどうかが確認することができません。

リスニング学習は、文字と音を一致させることが大切です。

聞き取れないところがどこなのかを確認して、聞き取れるようにする練習が必要なので、必ずスクリプトがついているものを選んで欲しいです。

耳が慣れるまで何度も聞き続ける必要はありません。

2~3回聞いても聞き取れない文章は、スクリプトを見て確認しましょう。

大切なことは、文字と音を一致させること。

文字と音が一致できた英文を大量にインプットすることで、聞き取れる英文が増えていきます。

生の英語は使わない

 

海外のドラマや映画、CNNやBBCニュースは、ネイティブ向けに作られたもの。

初心者や中級者にとっては、かなりハードルが高いとお伝えしました。

リスニング教材の音声と、ネイティブ向けのニュースや映画・ドラマでは、レベルが全く違うのです。

リスニング教材の音声は、発音がはっきりとしているので聞きやすく、スピードもゆっくりなので、学習用として最適です。

しかし、リスニング教材の中には、ニュースや映画・ドラマを扱ったものもあります。

学習用として提供しているのだから、取り組みやすい音声なのだと思ってしまいますよね。

教材用と知っても、「生英語」は、中級・上級者レベルです。

まずは、英語学習用のリスニング教材からトレーニングすることをおすすめします。

聞き取れるようになってからは、ニュースや映画もどんどん挑戦していきましょう。

 

興味があるテーマがオススメ

 リスニングのトレーニングをするには、モチベーションも大切です。

自分の興味がないテーマの音声を、聞き続けるのは苦痛ですよね。

いくらリスニング力アップのためも、続けることができないのであれば意味がありません。

はじめは、自分が聞きやすく興味が持てる内容を聞くことをおススメします。

また、背景知識がないものも避けたほうがいいです。

経済の知識があまりない人が、株についてのニュースを聞いても、専門用語が多いので理解できません。

日本語で聞いても理解できない内容であれば、リスニングのトレーニングになりません。

効果的に学習するには、日本語訳を見て意味が理解できるものを選択しましょう。

まとめ

 

今回はリスニングが出来ない原因と、対策法をご紹介しました。

リスニングは学校の授業でほとんどやらないので、正しい学習法を知らない人が多いです。

そのため、自分のレベルに合っていない学習をした結果、挫折していく人がとても多いのです。

初心者が、海外のニュースや映画、ドラマを聞き取ろうと懸命に努力するのは、挫折する典型的な事例です。

基礎力をじっくりつけるほうが、遠回りのように思えても、実は近道なのです。

忙しい人たちが、英語の勉強ができるのは、多くて2時間程度ではないでしょうか。

その中で、最高のパフォーマンスを上げていくには、正しい方法で学習できるかどうかにかかっています。

今回ご紹介した方法を、ぜひ試してみてください。

必ず、リスニング力はアップします!

 

さいごに

「リスニングが速くて全然聞き取れない」

「聞き取れても内容を忘れてしまう」

そんな経験はありませんか?

英語が「聞き取れない」原因は、英語の処理能力が遅いから。

リスニングが苦手な人は、英文を読むスピードが遅いのです

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解します。

英語と日本語では語順が違うので、英語を正しい日本語に訳すには「返り読み」が必要です。

たとえば、I play tennis.を日本語に訳す場合、英語の語順では、「①私は」「②する」「③テニスを」です。

日本語に訳すと「①私は」「③テニスを」「②する」です。

英文を頭から読んでいたのに、途中で目線を文の後ろに向けなければいけませんよね。

「英語長文を最後まで読んだけれど、内容が頭に残らない」というのは、「返り読み」の作業に集中して、意味を取る余裕がないからです。

「返り読み」のせいで、英語長文が読めない人が大量に増えています。

リスニングが聞き取れないのは、何が原因でしょうか?

「ネイティブの速い音が聞き取れない」と思いがちですが原因は「音」だけではありません。

返り読みのクセがついているので、リスニングでさえ頭の中で日本語に訳して理解しようとしてしまうのです。

リスニングは一発勝負。

聞いた瞬間に理解しなければ、間に合いません。

英語を英語の語順のままに理解する「英語脳」を身につけなければ、長文読解もリスニングもいずれ頭打ちになります。

英語脳がマスターできる勉強法やおススメの教材については、こちらの記事をご覧ください。

学校の授業では、理解して終わり。使えるようにする基礎的なトレーニングが全くありません。

正しいトレーニングをすれば、リスニングは短期間で聞き取れるようになります。

焦らず、諦めず、自分が持っている力を引き出すようチャレンジしていきましょう!

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