英語のリスニング「聞いても頭に入らない」とお悩みの方へ|頭に入らないのは日本人特有のあのクセが原因だった!

英語講師のまのともです。

TOEICや英検、大学入試の共通テストのリスニング問題、「聞いても頭に入らない」「聞いたそばからドンドン忘れてしまう…」という経験はありませんか?

リスニングで内容を忘れてしまうのは、記憶力の問題ではありません。

リスニングの内容が頭に入らない原因は、「音声を文字で理解している」から。

頭の中で、聞き取れた単語を文字で思い浮かべて、日本語で意味を考えているからです。

リスニング音声を聞き取るだけでも大変なのに、聞き取れた音声を文字化して、日本語に訳すのはかなりのスゴ技。

「英文を聞き取る」「聞き取れた英語を文字化する」「日本語に訳して意味を理解する」

この3つの作業に集中しすぎて、聞き取った英文を記憶する余裕が残っていないのです

いったい、どうすればこの悪循環をストップさせることができるのでしょうか?

今回は、聞き取った英文を忘れずに記憶できるリスニング法をご紹介します。

早速、はじめましょう!

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

リスニングで内容が頭に入ってこないのは学校英語が原因

学校での英語の授業は、英語を日本語に訳して理解します。

正しい日本語にするためには、「返り読み」をする必要があります。

返り読みは、英文を後ろから読む方法。

英語の語順のままでは日本語に訳せないので、英文を頭から読んだり、おしりから読んだりと目線をあちこち移動させなければいけないのです。

これを中学・高校と6年間も続けているのですから、「返り読み」がクセになっているのです。

まのとも

この返り読みをリスニングでもやってしまう人が多いのです。

まのとも

そんなバカな…と思うでしょう。
しかし、自分が気がつかないうちに、知らず知らず頭の中でやっているのです。

あの速いリスニング音声が流れている間に

英語の音声を聞き取る

聞き取れた単語の意味を考える

頭の中で聞き取れた英文を思い浮かべ「返り読み」の作業をする

日本語の訳して意味を理解する

こんな大量の作業を同時進行でやっているのです。

生徒さん

ありえない

返り読みの作業で必死。

頭の中は大混乱。

余裕がなくなり、さっき聞き取れた英文が記憶に残っていないのです。

返り読みで日本語に訳すクセを直さないと、リスニングは聞き取れるようにはなりません。

リスニングが頭に残らない原因は、「返り読み」のほかにもう1つあります。

それは、英単語を「文字」で理解しているから。

結局は日本語に訳しているので、頭に残らないのです。

日本語で「疲れた」と聞いたら、どうやって意味を理解しているのでしょうか?

このような映像が頭に浮かびませんか?

 

私たちは、日本語を聞いたり読んだりするときは、文字では理解していません。

「イメージ」が頭に浮かんでいます。

小説を読んでいる時、ドキドキしたり、せつなくなったり、ワクワクしたりしますよね。

あれも、文字を読みながらそのシーンをイメージしているのです。

感情が動いたとき、そのシーンはずっと覚えていませんか?

たった1回しか読んでいないのに、何日経っても内容を忘れないのです。

英語も日本語と同じように「イメージ」で理解するようにすれば、リスニングをした後でも内容を忘れずにしっかり記憶させることができます。

単語は、文字ではなく「映像」で覚える習慣をつけましょう。

appleと聞いたら、赤くて丸いフルーツを思い浮かべる

hotときいたら、湯気が出ている温かいものを思い浮かべる

映像が具体的であればあるほど、記憶に残ります。

はじめは大変かもしれませんが、やっているうちに慣れてきます。

出来るだけ文字ではなく、イメージで英語を理解するようにしていきましょう。

【100日間返金保証付き】JJENGLISHエクササイズ

英語をイメージ化するための具体的な方法とは

いきなり、英文をイメージ化するのは難しいですよね。

まずは単語からはじめましょう。

用意するものは単語帳だけ。家にあるもので大丈夫です。

【単語のイメージ方法】

単語の発音の仕方を確認する

文字通りに発音しない単語もあります。文字と音の「ズレ」をなくすために必ず音声を聞いて単語の発音方法を確認しましょう。

英単語の意味を確認する

日本語を見て意味を理解します。

単語の意味を映像化する

たとえば、「withdraw」は「(お金を)引き出す」という意味なので、ATMでお金をおろすところを想像するのです。

単語の意味がイメージで思い出せるようになるまで、何度も繰り返し練習します。

この練習の目的は、文字化のクセをなくすことです。

イメージで覚えると「長期記憶」に入りやすいので、ずっと忘れずに覚えていることができるのです

なかには、イメージしにくい単語もあります。

 日本語でも、映像化しにくい単語はありますよね。

「抽象的」「倫理的」などは、イメージするのが難しいです。

その場合は、無理に映像化しなくても大丈夫。

日本語もすべてイメージで理解しているわけではないので、可能な範囲で挑戦していきましょう。

単語のイメージに慣れたら文章をイメージしよう

単語をイメージできるようになったら、今度は文章に挑戦します。

文章のイメージ方法は、単語の時と同じです。

英文の意味を先に日本語で確認します。そして内容を頭の中でイメージするのです。

意味を確認したら文字は見ません。音声を聞いてイメージするようにします。

たとえば、She’s using a photocopier.という英文の場合。

音声が流れてきたら、女の人がコピー機を使っている姿をイメージするのです。

こんなかんじ↓

まのとも

「She’s using a photocopier」と文字を頭の中で思い浮かべたり、「彼女はコピー機を使用している」と日本語で意味を考えないようにしましょう

音声が聞こえたら、パッとイメージする。

この練習が、日本語を使わずに英語を英語のまま理解できるようになるのです。

Simple English Magic 81/シンプルイングリッシュ

集中力が続かない…英文を全部聞く必要はありません!

リスニング問題を一生懸命聞いていても、だんだんと集中力がなくなってきませんか?

リスニングは一瞬でも気を抜いたら、音声はどんどん先に進んでしまいます。

リスニングで集中力を保つには、メリハリをつけることが大切です。

どうやってメリハリをつけるかというと、「英文の頭だけ集中して聞く」ということ。

英文を最後まで集中して聞かなくても大丈夫なのです。

それはなぜかというと、「英語の語順」に関係があります。

英語と日本語は、語順が全く違います。

次の例文を見てください。

I can’t play the piano.

「私は、ピアノを弾くことができません」

英語の語順のまま訳すと、「私は できない 弾くことが ピアノを」になります。

英語は、結論を先に言います

「私はできない」ってはじめにハッキリ言っていますよね。

しかし、日本語は結論が最後に来ます。

日本語は最後まで話を聞かないと、何が言いたいのかがわかりません。

最後まで聞いて「できます」「できません」がやっとわかるのです。

家や電気製品を紹介して、買うか買わないかを決めるテレビ番組がありましたよね。

生徒さん

「買いま―――――――――――――せん

まのとも

最後まで聞かないと、買うのか買わないのかがわかりません

日本語の特徴をわかりやすく示した事例です。

日本語は文の最後に結論がきます。

だから、最後まで聞かないと結論がわからない。

「結論が最後に来る」という日本語の特徴に慣れているので、音声を聞くとき、無意識に文の最後に意識を集中させています

しかし、英語は結論が文の頭にあるので、文の最初に集中しないと、大事な結論を聞き逃してしまいます。

英検やTOEIC、大学入試のリスニングで、さっぱり聞き取れないという人は、文の頭を聞き逃し、最後に意識を集中させているのです。

たとえば、この例文。

We’ve missed you since you left Allen Real Estate.

日本語と同じ感覚でリスニングをすると、文の最後に意識を集中させています。

その結果、頭に残っているのは、「Allen Real Estate」。

Allen不動産です。

大事なところは、「We’ve missed you」ですよね。

「We’ve missed you」を聞き逃してしまったら、「Allen Real Estate」だから「不動産の話?」と勘違いしてしまうのです。

英語の疑問文も、大切なキーワードは文のはじめにあります。

はじめが聞き取れないと正解を選ぶことはできません。

Who is coming tonight?(誰が今夜来るの?)は、「who」が聞き取れなかったら、何のことを言っているのか分かりません。

Where are you going to stay on business?(仕事でどこに滞在予定ですか?)の場合、「where」を聞き流したら、「Yes」「No」で答えてしまいそうですよね。

英語は、結論や大切なことが文のはじめにあるので、スタートが肝心。

英文のはじめに意識を集中させて、聞く練習をしましょう。

おススメの勉強法や教材については、こちらをごらんください。

まとめ

今回は、英語のリスニングで、「聞いても内容が頭に残らない」というお悩みの方向けに対策法をご紹介しました。

リスニングができないと、困ることが多いです。

TOEICや英検、大学の入試問題で、リスニングができないと悩んでいる人がとても多いです。

英会話ができるようになりたいと言っても、相手が話していることが聞きとれないと会話にならない。

学校では、正しいリスニングの方法を教えてくれないので、勉強の仕方がわからないのです。

今回ご紹介した記憶に残るリスニング法は、試した瞬間から効果を感じられるはずです。

いきなり長い文章を聞き取るのは負担が大きいので、かんたんで短い英文から練習していきましょう。

TOEICのPart1、Part2や、かんたんな英会話のフレーズが取り組みやすいです。

あなたのリスニング力がアップすることを願っています!

JJ ENGLISHエクササイズ