効率の良い英語勉強法を追い求める人ほど英語ができない理由とは

英語講師のまのともです。

毎日忙しいと、時間がいくらあっても足りませんよね。

そんな時は、ムダをなくして要領よくテキパキこなしたい。

英語の勉強も効率よくやって、できるだけ効果を上げたいものです。

ところが、英語の勉強は、時間が掛かります。

がんばってやっているわりには、なかなか上達しません。

そのため、「もっと効率よく勉強したい」「もっと効果を出せる方法はないの?」と思う人が多いのです。

しかし、「効率性を重視すればするほど逆効果」という事実をごぞんじですか?

近道と思えたことが、かえって遠回り。

時間をムダにすることもあるのです。

失うのは時間だけではありません。時には、お金も失うこともあるのです。

今回は「効率性を重視すればするほど英語力が伸びない理由」についてご紹介します。

お役に立てたらうれしいです!

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

効率性を追い求めるとかえって失敗する理由とは

効果がないとすぐに別の教材に切り替える

基礎よりも応用問題、負荷をかけた方が効果が出ると信じている

まとまった時間がとれないと勉強にならないと思っている

このように思っている人が意外に多いです。

これらは、効率性を重視した結果の行動です。

効率性を求める人は、「結果を早く出したい」と思うもの。

英語の勉強も、できるだけ早く成果が出て欲しいと思うのです。

しかし、なぜ効率性を重視することが悪いのでしょうか?

詳しくお話しします。

効果がないとすぐに別の教材に切り替える

一生懸命勉強しているのに、結果が出ないと焦りを感じますよね。

「この教材は自分に向いていない」

「あの教材の方がよさそうだ」

勉強をはじめても、もっと効率的な方法はないかと気になります。

いま使っている教材に不信感を抱きはじめ、また新しい教材を買ってしまうのです。

「もっとよい勉強法や教材があるはず」と思うのは、教材の宣伝文句やインターネットの「うまい話」に影響されるから。

もっと早く楽に結果が出るはずと信じてしまうのです。

英語の勉強は、成果が出るまで時間が掛かります。

少なくとも3カ月から半年続けないと、ハッキリとした成果を感じることが出来ません。

もう少しで上達するのに、その一歩手前で諦めてしまう人が多いのです。

「あともうちょっと」というときが、いちばん不安になる時期です。

英語の勉強の成果は、なかなか出なくても、ある日ぐんと伸びることがあります。

英語講師まのとも

ブレイクスルーは、突然来ます。

昨日出来なかっとことが、今日いきなり出来るようになるのです。

「昨日まで全然聞き取れなかった英文が、今日なぜかはっきり聞き取れた!」

英語ができる人は、このような経験をしている人が多いです。

グラフ参照:佐藤雄斗オフィシャルブログ

「英語はすぐには成果が出ない」

これに気づくことが出来たら焦ることはありませんよね。

ほかの教材に目移りすることなく、最後までやり遂げることが出来ます。

教材は、カリキュラムが組まれているので、その通りに勉強すれば英語力がアップします。途中でやめてしまったらもったいないです。

今、「つらい」と感じるなら、それが英語力が飛躍する前兆です。

あともう少しで成果がでるので、もう少し待ってみてくださいね。

 

②基礎よりもレベルの高い学習をした方が効果が出ると信じている

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効率よく勉強したいと思う人は、「レベルの高い学習をした方が効果が高い」と考えています。

かんたんな問題ばかりやっていても実力がつかない

負荷をかけたほうが早く力がつく

そう思っている人が多いのです。

しかし、いきなり難しい問題に挑戦しても、解くのに時間が掛かります。

答えがわからなくて解説を読んでも理解できない。

基礎力がないと、解説を理解するのも難しく感じるのです。

勉強は、スポーツや楽器の練習とよく似ています。

まのとも

スポーツは基礎が大切ですよね。

当り前ですが、野球を始めたばかりの人が、いきなりホームランを狙うようなバッティング練習はしません。

テニスも、いきなり試合はしないです。

楽器も同じで、ピアノを始めたばかりの人が、ベートーベンやショパンの曲を弾く練習はしないでしょう。

こんなことを言うと「当たり前すぎ」だと、怒られてしまいそうです。

まのとも

しかし、英語となると、いきなりハイレベルなことをする人が多いのです。

ニューヨークタイムズなどのネイティブ向けの英字新聞に挑戦する

海外の映画やドラマでリスニングやスピーキングの練習をする

英会話スクールやオンライン英会話を始める

など、これらはすべて中級者以上のレベル。

ネイティブ向けのニュースや映画・ドラマは、難しいので初心者向けではありません。

また、基礎力がない状態で英会話のレッスンを受けるのも、とてもハードルが高いことなのです。

「実用的で楽しみながら勉強できる方法」として紹介されているので、挑戦しては挫折する人がとても多いのです。

詳しいことを、こちらの記事でもお伝えしています。

あわせてご覧ください。

負荷をかけても英語は上達しないので、無理するのは逆効果です。

自分のレベルに合った勉強をすることが大切です。

③まとまった時間がとれないと勉強にならないと思っている

alt="驚いている男性の画像"

集中して勉強できたら、気持ちがいいですよね。

しかし、まとまった時間が取れなかったり、静かな環境が整わず、集中できなことが多いのではないでしょうか?

勉強時間について多くの方が誤解していることがあります。

5分や10分など、少しずつ勉強するのは、「効果ない」と思っている人がけっこう多いのです。

「平日は忙しいから、週末にまとめて勉強しよう」と思ったことはありませんか?

休日に勉強するなんて、それだけでも十分素晴らしいことです。

しかし、英語はまとめて長時間やるより、短時間であっても毎日やる方が効果的です。

やらない日が続くと、どうしても忘れてしまうのですね。

とくに英単語は、毎日やらないと忘れてしまいます。

あと、もうひとつ。

勉強をする内容や時間配分などで、改善したほうがよい例もあります。

たとえば、このようなスケジュールを立てている人はいませんか?

月曜日 単語を覚える

火曜日 文法の問題集を実施

水曜日 リスニング対策

木曜日 長文読解

金曜日 英会話の練習

このスケジュールは、1日ずつ集中するメニューを変えています。

じっくり取り組むことはとてもいいことですが、大切なことは「反復学習」です。

このスケジュールの場合は、ひとつのことに集中して取り組むため、復習する時間がありません。

復習なしでは、せっかく勉強しても、ほとんど身につかないのです。

1日だけ集中して単語を勉強しても、次の日にはほとんど忘れてしまうでしょう。

リスニングの勉強が1週間のうち1日だけでは、なかなかリスニング力がつきません。

まのとも

長時間集中して勉強するよりも、短時間でもいいから毎日勉強する方が効果的です。

やらない日が続かないよう、少しずつでも練習するようにしましょう。

効率よくムダなく学べる英語勉強法とは!?

alt="本を読む真面目な女性"

では、どうすれば、ムダを省き効率よく英語の勉強ができるのでしょうか?

具体的にご紹介します。

①勉強する目的をはっきりさせる

ムダなく効率よく勉強するには、最初に英語を勉強する目的をハッキリさせることです。

目的が明確であれば、遠回りせずに真っすぐ前に進めるでしょう。

たとえば、海外旅行で必要な会話力をつけたいのであれば、難しい文法は必要ありません。

中学レベルのかんたんな文法だけでじゅうぶん。

目的に合った勉強をすれば大丈夫なのです。

よくみられるのが、「英語が話せるようになりたい」と思っているのに、TOEICの勉強をしてしまうケース。

TOEICの問題集をやっても、話せるようにはならないのです。

余計なことをせず、目的に合った勉強をすることで、効率よく結果を出すことが出来ます。

英語を勉強する目的をもう一度確認して、必要なことだけに集中するようにしましょう。

②すき間時間を活用する

忙しいと時間がなかなか作れませんよね。

その場合は、すき間時間を活用して勉強することをおススメします。

短い時間でも、積み重ねれば、けっこうな勉強量になります。

私もすき間時間を活用しました。具体的には次のような方法です。

【どうしても覚えられない単語は紙に書いて壁に貼る】

トイレに貼れば、トイレに入るたびに勉強できます。

トイレの所要時間が1回5分として、3回勉強すれば、それだけで15分です。

洗面所に貼れば、歯磨きしながら暗記できます。

1回3分、2回で6分。

これだけで、単語は21分間勉強できます。

【通勤・通学の移動時間にリスニングの勉強】

30分から1時間は確保できます。

それに加えて、駅まで歩く時間をシャドーイングにあてれば、徒歩10分とすれば往復で20分です。

これで、1時間11分から1時間41分です。こまかい(笑)

思った以上に、すき間時間は有効に使えるのです。

まとまった時間が取れなくても、大丈夫。

いすと机がなくても、十分勉強できるのです

短時間で最大の効果をあげる勉強方法については、こちらの記事でお伝えしています。合わせてご覧ください。

③簡単な英文の暗記

暗記というと、いいイメージがないかもしれませんが、基礎力をつけるには絶大の効果があります。

暗記する英文は、中学レベルの簡単な英語で大丈夫。

暗記といっても、無理やり覚えるのは大変です。

くり返し音読すれば、いつの間にか覚えてしまいます。

スラスラ言えるようになるまで、何度も音読しましょう。

たくさんの英文をインプットすることで、英文の文構造をマスターできます。

すると、英語を日本語に訳すクセがなくなり、英語のままダイレクトに理解できる「英語脳」が身につくのです。

英語脳が身につけば、英会話もできるようになります。

会話はスピードが命。

日本語に訳してゆっくり考える暇はないですからね。

英語が話せないのは、インプットの量が足りないからです。

基礎的な英文を暗記すれば、あとは文の一部を変えるだけで、いくらでも応用することが出来ます。

まのとも

ネイティブのくだけた会話文では、アレンジがききません。
文法がしっかりした英文を暗記しましょう。

 

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』は、中学英語の基礎中の基礎を勉強できます。

例文がシンプルなので、覚えやすいです。

会話に必要な基礎部分だけを効率よく学べるので、おススメの1冊です。

④音読(オーバーラッピング)

音読は、英語脳を作るために一番効果的な勉強法です

音読することで、英語の語順のまま理解することが出来るようになります

その結果、英文を返り読みすることなく、文の頭から意味を理解できるようになります。

リーディングスピードが、ぐんと速くなるのです!

今まで、つっかえながら読んでいた長文が、スラスラが読めるようになれば、英語の勉強が楽しくなりますよね。

音読のメリットはまだあります。

英語の語順のまま理解できるので、英語を聞いた瞬間から意味がわかるようになります。

だから、リスニング力が飛躍的にアップするのです。

音読の効果については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

合わせてご覧ください。

音読にプラスしておススメなのがオーバーラッピングです。

オーバーラッピングは、音声を聞きながら同時に音読する勉強法。

音を聞いてマネしながら音読するので、英語の正しい発音をマスターできます

音読は自分のペースで読むので、ゆっくりになりがち。

しかし、オーバーラッピングは、ネイティブのスピードのついていかなければいけないので、速く読まなければなりません。

英文が速く読めるようになれば、リーディングスピードが飛躍的にアップします

そして、ネイティブの速いスピードの音声が聞き取れるようになります。

はじめは、ネイティブの速いスピードについていくのは難しいかと思います。

しかし、何度もやっていくうちに慣れるのでだいじょうぶです。

ネイティブに対決するつもりで音読すれば、ゲーム感覚で勉強を楽しむことが出来ます。

効率性を追求しつつも、ぜひ楽しんで勉強してくださいね。

まとめ

alt="谷を飛び越える女性"

今回は、効率性を優先しすぎると、かえって逆効果になる理由についてご紹介しました。

「最小限の努力で最大限の成果を出したい」

誰もがそう思います。

効率性を良くするために大事なことは、「ムダを省く」ということ。

英語の勉強でムダを省くには、勉強内容の見直しをすることが必要です。

英語を勉強する目的を明確にすれば、「いま自分に一番必要なものは何か」が見えてくるでしょう。

「英語ができればいいな」となんとなく勉強していると、目的があいまいなのでムダなことをやりがちです。

英語力を効率的にアップさせるために、もういちど、英語を勉強する目的を見直してみましょう。

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