英文法の勉強のやり過ぎがあなたの英語力を下げている!元英語講師がくわしく解説します

英語講師の、まのともです。

突然ですが、英文法の勉強、やり過ぎていませんか?

難しい問題が解ければ解けるほど英語力がつく

そんなまぼろしを信じている人は少なくありません。

実は、英文法は勉強しすぎるとかえって逆効果なのです。

「一生懸命勉強しているのに全然英語ができるようにならない」

というのは間違いで、

「勉強しすぎているから英語ができない」のです。

では、英語はどのように勉強すればいいのでしょうか?

早速いってみましょう!

 

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

英語をマスターするのに文法はいらない!?

 

「英会話に文法はいらない」とよく言われます。

「会話文は簡単な文章なので、単語がわかれば大丈夫。」

自分たちだって、文法を勉強しなくても日本語を話せるようになったから英語も同じ」

もっともらしく聞こえますが、本当のところはどうなのでしょうか?

結論からいうと、英語をマスターするには文法は必要です。

文法を勉強しないと、幼稚な会話しかできません

「これおいしいね」「さわっちゃダメ」

子供との会話は、簡単ですね。

文法は必要ありません。

「どこ トイレ 教えて」

このように、単語を並べるだけでも、会話はできます。

しかし、大人同士の会話やビジネス英語はどうでしょうか?

「うちの会社では、午後に15分間の休憩をとることが奨励されているのに、ほとんどの社員が休まないんだよ」

この英文は、TOEICの問題に少しだけアレンジを加えたものです。

この文章を、文法の知識なしで英作文できるでしょうか?

ちょっと難しいですよね。

子どもの会話やブロークンな英語なら、文法を勉強しなくてもできるかもしれません。

しかし、私たちは大人なので、それなり・・・・の会話がしたいですよね。

私たちは、文法を勉強しなくても日本語が話せるようになりました。

しかし、全く勉強していないというわけではありません。

生まれてから長い時間をかけて大量の日本語を聞き続け実際に使いながら試行錯誤して文法をマスターしたのです

自分では気が付かないうちに、文法の勉強をしていたのです。

「ネイティブの子どものように勉強すれば、英語は話せるようになる」という説もあります

しかし、大人が子どもと同じように英語をマスターするには、時間が掛かりすぎて効率が悪いです。

実践で学ぶより、先にルール(文法)を理解する方が、効率的なのです。

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英語ができる人が文法の勉強をしない理由

 

英語の勉強は「文法は必要」とお伝えしました。

しかし、英語ができる人ほど、文法の勉強をしていないと言います。

それは、なぜでしょうか?

英語ができる人は、英文を暗記しているから。

英文を暗記することで、文法が感覚で理解できるようになるのです。

しかし、「カン」で文法が理解できるようになるには、簡単ではありません。

大量の英文のインプットが必要なので、暗記が得意な人向けかもしれません。

しかし、大量の英文をインプットすることで、英語の文の構造が理解できるようになります。

英語の使い方のルールがわかっているので、英作文ができるようになります。

すなわち、英会話も出来るようになる。

難しい英文法の勉強を必死にするより、基礎的な英文を大量に覚えたほうが、理解するだけでなく「使える」ようになるのです。

英文法を勉強する目的は、「英文のパターンを理解すること」です。

難しい文法の勉強は、テストや受験のため。

一生懸命勉強しても、逆効果になることが多いのです。

5文型がとくに重要な理由とは

 5文型聞くと、苦手意識がある人がとても多いのではないでしょうか?

文法書を読んでも、むずかしい用語ばかりで、さっぱりわかりません。

複雑すぎて、とても理解しきれないのです。

英文のパターンを表したのが「5文型」ですが、そもそも英語を5つのパターンにまとめること自体、無理があります。

「5文型を勉強しているのは世界中で日本だけ」という話もあるので、勉強する必要などないと思ってしまうのも仕方ありません。

しかし、5文型の一番大事な基礎的なところを押さえることで、英語の語順をしっかりマスタすることができます。

5文型をかんたんにご紹介します。

  • 第1文型 SV
  • 第2文型 SVC
  • 第3文型 SVO
  • 第4文型 SVOO
  • 第5文型 SVOC

苦手意識がある人は、これだけでもうんざりしますよね。

ポイントを絞ってわかりやすく説明します。

第1文型

第1文型は、SV 「主語+動詞」です。

I run.(私は走る)

He smiles.(彼は笑う)

第1文型は「走る」「笑う」など、主語本人(自体)の動作を表します

第1文型は、短い文ばかりではありません。

「いつ」「どこで」「どうやって」など、動作を詳しく説明する言葉(修飾語)がプラスされることが多いです。

I run in the park early in the morning.

(私は朝早く公園を走ります。)

主語はI、動詞はrunです。

「in the park」は、「どこで走るのか」を詳しく説明している修飾語。

「in the morning」も、「いつ走るのか」を詳しく説明する修飾語です。

第1文型で使う動詞は、主語本人(自体)の動作を表す「自動詞」です。

第2文型

第2文型は、SVC 主語+動詞+補語です。

I am happy.

My name is Tom.

「私は幸せです」

「私の名前はトムです」

など、主語の名前や状態を説明する文型です。

補語は「説明を補う単語」という意味

名詞や形容詞が補語として使われます。

第2文型では、主語と補語の関係は「イコール」です

I am happy.は、I=happy 

私=幸せ

My name is Tom.は、My name=Tom

私の名前=トム

です。

第3文型

第3文型は、SVO 主語+動詞+目的語です。

主語の動作が、ほかの人や物に影響を与えることを表します。 

「ほかの人や物」にあたるものが目的語です。

I love you.「you」が目的語O。

I have a pen. 「a pen」が目的語Oです

第3文型と第2文型は似ていますよね。

大きな違いは、第2文型はS=Cであるけれど、第3文型はS≠Oです。

I love you.は、I≠you 「私」=「あなた」ではありません。

I have a pen.は、I≠a pen 「私」=「ペン」ではないです。

第3文型で使う動詞は「他動詞」です

「自動詞」と「他動詞」の違いとは?

英語の動詞は2種類あります。

be動詞」と「一般動詞」です。

「be動詞」はam、are、isですね。

be動詞は、その前後にくる名詞をイコールでつなぐ役割をします

I am Tom.の場合、IイコールTomです。

一般動詞は、「自動詞」と「他動詞」に分けられます。

「自動詞」は、動作を表します。

stand(立つ)

walk(歩く)

sleep(眠る)

などです。

自動詞は、完結した動作を表します。

そのため、動詞の直後には「人」「もの」などを表す名詞(目的語)は必要ありません。

「他動詞」は、動詞のあとに目的語が必要です。 

I love you.

「love」は、対象となる人や物が必要。

ここではyouですね。

I have a pen.

「have」は、対象となる「a pen」が必要です。

第4文型

第4文型は、SVOO 主語+動詞+目的語+目的語です

He gave me a present.やShe bought me a book.のように、

「人にものを与える」という意味を表すときに使うのが第4文型です

動詞の後ろに、「与える相手」を示す目的語と、「与えるもの」を示す目的語、2つの目的語がきます。

語順は、主語+動詞+「人」+「もの」です。

「人」が先、「もの」が後に続きます。

第4文型で使う動詞は、「他動詞」です。

第5文型

第5文型は、SVOC 主語+動詞+目的語+補語です

「SがOをCにする」という意味を表す際に使います。

She makes me happy.(彼女は私を幸せにします)

They call me Kathy.(彼らは私をキャシーと呼びます)

第5文型は、目的語=補語になるという特徴があります。

She makes me happy.はme=happy

They call me Kathy.はme=Kathyです。

いかがですか?

かんたんに5文型の説明をしましたが、文の骨組みが理解できたのではないでしょうか?

5文型を勉強することで、「動詞が重要な役割を果たす」ということに気がつくはずです。

動詞の使い方がわかれば、動詞のうしろにどんな単語を置けばいいのかわかります。

英文の作り方が分かるので、英作文をしたり、英語を話すことが自由に出来るようになるのです。

単語帳で動詞を覚える時は、例文もいっしょに覚えるようにしましょう。

文法の勉強は、難しいものに挑戦すればするほど、キリがありません。

問題集を解くことは、正解なら〇、不正解なら×です。

正解を追い求めて完璧主義になり、×になることが怖くなります。

文法は、勉強しすぎると逆効果です。

応用問題ばかりではなく、基礎をしっかりマスターしましょう。

Simple English Magic 81/シンプルイングリッシュ

文法の基礎力をつけるための具体的な勉強方法とは

 文法の基礎力をつけることが、英語力をアップさせるためには不可欠です。

しかし、たんに文法書を読んだり、問題集を解くだけでは十分ではありません。

具体的にどのような勉強をすればいいのでしょうか?

私が塾で実施し、実際に成果を出している方法をご紹介します。

使用するテキストは、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」です。

余計な説明は一切ありません。

ものすごくシンプルなので、大事なポイントがわかりやすいのです。

「テキストを最後まで勉強したけれど、頭にほとんど残っていない」という経験はありませんか?

その理由は、情報量が多すぎるから。結局どこが大事なのかが、わかりにくいのです。

「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は、ポイントしか書いていなので記憶に残りやすいです。

見開きの左のページが解説。右が問題になっています。

このテキストを使った具体的な勉強法は、

①解説を読む

②問題を解く

③問題の英文の音声を聞いて正しい発音方法を確認する

④問題の英文を何度も音読する

⑤問題の英文をスラスラ音読できるようになったら音声を聞きながら音読する(オーバーラッピング)

という流れです。

⑤まで進むと、問題の英文はほぼ暗記できています。

暗記しているということは、文法を頭の中に叩き込んでいるということ

英文のパターンを大量にインプットしているので、英語を「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの力が飛躍的にアップするのです。

この勉強と同時に、単語力をつけていけば、さらに効率的です。

集中して基礎を徹底すれば、英語がわかるようになるので達成感を感じます。

かんたんなのに、効果倍増。

ぜひ、実際に試して、達成感を感じてほしいです。

さいごに

リスニングが速くて全然聞き取れない」

「英語長文を読むのに時間がかかる」

「長文問題を読み終わった後、内容が頭に残らない…」

そんな経験はありませんか?

英語が「読めない」「聞き取れない」原因は、英語の処理能力が遅いから。

英語を英語の語順のまま理解できないので、英文を読むスピードが遅く、聞き取ることができないのです。

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解します。

英語と日本語では語順が違います。

英語を正しい日本語に訳すには、「返り読み」が必要です。

たとえば、I play tennis.を日本語に訳す場合、英語の語順では、「①私は」「②する」「③テニスを」です。

日本語に訳すと「①私は」「③テニスを」「②する」です。

英文を頭から読んでいたのに、途中で目線を文の後ろに向けなければいけませんよね。

これはかんたんな英文ですが、長い文章になると目線をあっちこっちに移動するから、もうわけがわからない…。

「英語長文を最後まで読んだけれど、内容が頭に残らない」というのは、「返り読み」の作業に集中して、意味を取る余裕がないからです。

「返り読み」のせいで、英語長文が読めない人が大量に増えています。

では、リスニングが聞き取れないのは、何が原因でしょうか?

「ネイティブの速い音が聞き取れない」と思いがちですが、原因は「音」だけではありません。

英文を聞き取りながら、頭の中で「返り読み」の作業をしながら日本語訳しているからです。

英文を聞き取るだけでも大変なのに、文字を見ないで頭の中で日本語に訳すのは、ものすごくムリがあります。

リスニングは、聞いた瞬間に理解しなければいけません。

頭の中で和訳していたら、間に合わないのです。

日本語に訳さず、ダイレクトに英語を理解する「英語脳」を身につけなければ、長文読解もリスニングもいずれ頭打ちになります。

英語脳を身につける方法とおススメの教材については、こちらの記事に詳しく解説しています。

一度身につけた英語脳は、一生モノです。

むずかしい勉強をがんばっても、英語が身につくわけではありません。

かんたんな英語を自由に使えることこそが、英語力アップの秘訣です。

ブレイクスルーは必ず体験できます。

ぜひ、楽しみながら英語のトレーニングをしていきましょう!

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