英単語が覚えられない原因は記憶力とは関係ない!|英語講師がくわしく解説します!

こんにちは。英語講師の「まのとも」です。

「英単語が全然覚えられない」

「覚えてもすぐに忘れてしまう」

と悩む人がとても多いです。

せっかく覚えても、次の日にはほとんど忘れるので、「自分は頭が悪い」と思い込んでしまう人もいます。

その一方、単語をすぐに覚えることができる人もいますよね。

苦労しなくても覚えられてしまうのだから、「やっぱり記憶力がいい人はいいな」と、うらやましくなります。

しかし、単語の暗記は「記憶力」で決まるわけではありません。

ちょっとした工夫で、覚えることができるのです。

今回は、「単語が覚えられない!」と悩んでいるあなたに「楽して覚えられる英単語勉強法」をご紹介します。

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

単語は忘れてもぜんぜん大丈夫!

「せっかく一生懸命覚えたのに、次の日にはほとんどの単語を忘れてしまった」という経験はありませんか?

すぐに忘れてしまうのは、記憶力が悪いせいではありません。

だれでも経験することなのです。

エビングハウスの忘却曲線」をご覧になったことがあるでしょうか?

時間が経つにつれ、どれだけ忘れてしまうかを表したものです。

alt="忘却グラフ"

このグラフを見ると、暗記してたったの20分後で、46%も忘れてしまいます

1時間後には56%。

そして、1日後には66%忘れてしまうのです(=_=)

「覚えてもすぐに忘れてしまう」と悩んでいるのは、あなただけではありません。

みんな同じなのです。

がっかりしたり、自分を責める必要はありません。

しかし、忘れたままでは、英語はできるようにはなりませんよね。

覚えた単語を忘れないためには、どうすればいいのでしょうか?

具体的な方法をご紹介します。

忘れないようにするには繰り返すことが大切

単語は「忘れても大丈夫」といわれても、覚えられなければどうにもなりません。

どうすれば、英単語を覚えることができるのでしょうか?

脳は、必要のない情報は忘れるようにできています。

逆にいうと、必要なことだと脳が判断したものは、忘れません。

必要なもの、つまり「大切なこと」と脳に認識させるには「繰り返す」ことが大切なのです。

絶対に忘れてはいけない約束や期限があれば、手帳に書くだけでなく、何度も自分に言い聞かせることをしていませんか?

「明日は、午前中はA社との打ち合わせで、14時からはB社の○○さんに電話。16時からは会議…明日の15時までが提出書類の締め切りだから、絶対に間に合わせなくっちゃ」

やることがたくさんある時は、スケジュールを何度も確認して忘れないようにしますよね。

単語を暗記する時も同じです。

何度も繰り返し勉強して、「この単語は覚えておかなきゃいけないんだな」と脳にお知らせするのです。

そして、勉強する回数をさらに増やすことで、短期記憶から長期記憶に落としていくことができるのです。

単語はすぐに忘れてしまうから、何度も繰り返し勉強するのはつらいと思う人も多いでしょう。

しかし、毎回大変な思いをすることはないのです。

先程、ご紹介したエビングハウスの忘却曲線を思い出してください。

実は、多くの方が違う見方をしているのです。

20分後には「58%記憶」していて「42%忘れている」

1時間後には「44%の記憶」で、「56%忘れてしまっている」

このように「時間が経つにつれて記憶したものを忘れてしまう」という事実を表していると思われていますが、実はそうではありません。

「節約率」という言葉に注目して欲しいです。

節約率とは、「一度覚えたことをまた完全に記憶し直すために必要な時間をどれだけ節約できたか」ということ。

節約率が高いほど、覚え直すのが「かんたん」ということを表しています。

節約率は、以下の式で算出できます。

節約率=(最初の学習に要した時間-再学習に要した時間)÷最初の学習に要した時間

20分後には、節約率が58%であった。

1時間後には、節約率が44%であった。

1日後には、節約率が34%であった。

6日後には、節約率が25%であった。

1ヶ月後には、節約率が21%であった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

「20分後の節約効果は58%」ということは、20分後にもう1回覚え直すには、42%の時間で覚えられるということです。

つまり、初めて覚えるときは100%大変だったけれど、20分後に覚え直すのは42%しか苦労しないということです。

下の図のように、時間が経つとともに、覚え直す負担が増していくことになります。

20分後より1時間後、1時間後より1日後と負担はどんどん増えていきます。

20分後42%
1時間後56%
1日後66%
6日後75%
1ヶ月後78%

単語は一度覚えたら、あまり時間を空けないで復習したほうが負担が少ないのです。

1時間後に復習する。そして次の日も復習する。

こうして、こまめに復習する方が楽して暗記できます。

これもエビングハウスの忘却曲線です。

この図を見れば、「繰り返し学習することがいかに大切か」ということがわかります。

覚えたことは、日が経つにつれどんどん忘れてしまいます。

1日目に覚えて、その後復習を全くしなければ、6日後にはほぼ全部忘れてしまいます。

しかし、次の日に復習、また次の日も復習と繰り返し学習することで記憶が定着しているのがわかりますよね。

復習する回数を増やすことで、記憶がより定着するのです。

単語を100個覚える場合、長時間集中して一気に覚えるよりも、短時間の学習を繰り返した方が効果的です。

1日目はほとんど暗記できなくても、2日目にはいくつかの単語を覚えているので、再暗記は1日目より楽です。

3日目は、2日目よりも覚えている単語が多いので、再暗記がさらに楽になります。

こうして、繰り返すことで、単語を忘れてしまうのを防ぐことができるのです。

1冊の単語帳を何度も繰り返すは効率が悪い!?

ボロボロになった単語帳を持っている人を見かけたことありませんか?

「相当勉強したんだろうな」ということがすぐにわかります。

単語を暗記するには、単語帳を何周も繰り返して勉強することが必要だとよく言われますね。

「単語帳を何周やればいいのか」と気にする人がとても多いです。

「5周はするべき」という話を聞くと、「まだ3周しかしていない」と焦る人もいます。

「どれだけ勉強しなければいけないのだろう」とゴールがみえない毎日に、疲れてきてしまうのです。

「単語帳は1冊だけを何度も繰り返して勉強するべき」という考えが当り前のようになっていますが、同じ単語帳を何周しても覚えられない、繰り返すことがつらいと思う人もいます。

必ずしも、ひとつの単語帳にこだわる必要はありません。

ムリして勉強するよりも、気分を変えて新しい単語帳で勉強を始めるほうがいいこともあるでしょう。

私も、同じ単語帳を何周もするのはつらいと感じるタイプでした。

家には、単語帳が何冊もあります。

1周したら飽きてしまい、別の単語帳に手を出してしまいます。

単語帳はいろいろなものを使って勉強しても、問題はないです。

なぜなら、どの単語帳でも扱っている単語に大きな差がないからです。

別の単語帳を使っても、結局は同じ単語ばかり。

「あっなかなか覚えられない単語がまた出てきた!」と思うことで印象が強くなり、あっさりと暗記できてしまうことも少なくありません。

これは、問題集も同じです。

同じ問題集を繰り返すことで実力がつく」とよく言われますが、それができる人は問題ないです。

けれど、私のように飽きっぽい人は、1つの問題集を何度もやることができないのです。

実際、私が教えている生徒さんの中でも、同じ問題集や単語帳を繰り返しやることは「飽きるからイヤだ」という人も多いです。

その場合は、いろいろな教材を使って勉強してもらいますが、成績が伸びないことはまったくありません。

むしろ、違う単語帳や問題集を使うことで、違う角度からの解説を読むことができ、理解度が高まったという声もよく聞きます。

コンプリートした問題集が増えていけば、達成感を得ることも出来るでしょう。

同じ単語帳を使いこなせないなんて忍耐力が足りない」と悩むくらいなら、気分を変えて別の単語帳で勉強したほうが効果的です。

大切なことは、単語の触れる「回数を増やすこと」です。

一般的な常識に縛られることなく、自分に合った方法で繰り返し学習しましょう。

単語はイメージで覚える

単語は意味を十分に理解することが必要です。

例えばcomprehensiveという単語。

意味は、「包括的な、総合的な」です。

これの単語を覚えるとき、「包括的」と文字で覚えている人が多いのではないでしょうか?

「包括的」は具体的にどういうことかがわからないと、文章の中で「comprehensive」が出てきても意味を理解しづらくなります。

「包括的」とは、「部分的ではなく広く全体を含んでいる」ということ。

「ひっくるめて、ひとつにまとまっている」というイメージです。

抽象的な意味の単語は、暗記しても意味を理解するのが難しいこともあるでしょう。

単語はイメージが大切です。

その単語を聞いたら映像が目に浮かぶようにするのです。

先程の「comprehensive」が出てきたら、「包括的」と日本語を思い出すのではなく、「全部ひとつにまとまっている様子」を映像でイメージできるようにします。

英単語を日本語の意味でとらえると、日本語を介して理解することになるので、リーディングスピードがどうしても遅くなってしまいます。

日本語を使って英文の意味を考えていると、英語⇒日本語に変換する分、時間が掛かってしまうのです。

英単語を「イメージ化」できるようになれば、リーディングは素早く読め、リスニングも一発で聞き取るようになれます。

はじめは、イメージ化に時間が掛かるので大変かもしれませんが、一度覚えてしまえば忘れません。

ぜひ、イメージで覚えられるよう挑戦してみてください。

まとめ

今回は、英単語を覚えられないという方向けに、効率的に覚えられる方法をご紹介しました。

単語は一生懸命覚えても、誰でも忘れます。

忘れるのが当たり前、忘れても全然大丈夫なのです!

大切なことは、「何度も繰り返す」こと。

繰り返すことで短期記憶から長期記憶に変わります。

単語に触れる回数さえ増やせば、誰でも覚えることができるようになります。

はじめは覚えるべき単語の量の多さにめまいを感じるかもしれません。

そして、途中で苦しくなることもあるでしょう。

復習する回数を増やせば、ぜったいに覚えられるから大丈夫です。

ぜったいに大丈夫!

焦らず自分を信じて歩み続けましょう。

 

さいごに

「リスニングが速くて全然聞き取れない」

「英語長文を読むのに時間がかかる」

「長文問題を読み終わった後、内容が頭に残らない…」

そんな経験はありませんか?

英語が「読めない」「聞き取れない」原因は、英語の処理能力が遅いから。

英語を英語の語順のまま理解できないので、英文を読むスピードが遅く、聞き取ることができないのです。

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解します。

英語と日本語では語順が違います。

英語を正しい日本語に訳すには、「返り読み」が必要です。

たとえば、I play tennis.を日本語に訳す場合、英語の語順では、「①私は」「②する」「③テニスを」です。

日本語に訳すと「①私は」「③テニスを」「②する」です。

英文を頭から読んでいたのに、途中で目線を文の後ろに向けなければいけませんよね。

これはかんたんな英文ですが、長い文章になると目線をあっちこっちに移動するから、もうわけがわからない…。

「英語長文を最後まで読んだけれど、内容が頭に残らない」というのは、「返り読み」の作業に集中して、意味を取る余裕がないからです。

「返り読み」のせいで、英語長文が読めない人が大量に増えています。

リスニングが聞き取れないのは、何が原因でしょうか?

「ネイティブの速い音が聞き取れない」と思いがちですが、原因は「音」だけではありません。

返り読みのクセがついているので、リスニングでさえ頭の中で日本語に訳して理解しようとしてしまうのです。

リスニングは一発勝負、聞いた瞬間に理解しなければいけません。

英語を英語の語順のままに理解する「英語脳」を身につけなければ、長文読解もリスニングもいずれ頭打ちになります。

英語脳がマスターできる勉強法やおススメの教材については、こちらの記事をご覧ください。

英語脳をマスターして、ダイレクトに英語を理解できる喜び、使いこなせる感動をぜひ体験してください!

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