英語長文が全く読めない人には「ヤバい傾向」があった!現役英語講師がくわしく解説します

英語講師のまのともです。

私は、高校・大学の受験塾で英語講師をしています。

「英語長文が全く読めない」と悩む人がとても多いです。

生徒さんたちを指導してきて気づいたことは、英語長文が読めない人には「ある傾向がある」ということ。

そこに気がつかないので、なかなか英語長文が読めるようにならないのです。

「ある傾向」とはいったいどのようなものなのでしょうか?

今回は、英語力アップの邪魔になる問題点についてご紹介します。

いち早く解決して、英語長文が読めるようになるようになりましょう。

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

単語力が圧倒的に足りない

「単語が覚えられない」という人は多いですね。

なかなか覚えられないし、覚えてもすぐに忘れてしまいます。

「暗記が苦手だから単語が覚えられない」と、記憶力の問題と考える人がとても多いのです。

しかし、単語が覚えられないのは、記憶力だけの問題ではありません。

覚えられない原因は、勉強量が圧倒的に足りないから。

単語に触れる回数が少ないから、覚えられないのです。

ものすごく勉強している人の単語帳を見たことがありますか?

使い込んでいてボロボロ。

何度も何度もページをめくった証として、手垢で真っ黒になっています。

その反対に、「単語が覚えられない」という人の単語帳は、とってもキレイ。

なかには新品のような人もいます。

単語は、そう簡単に覚えられるものではありません。

何度も何度も繰り返し勉強することで、やっと覚えられるのです。

単語は覚えるのに時間が掛かります。

英語長文がスラスラ読める人は、早い時期から単語の勉強を始めている人が多いのです。

単語がわからないと長文は読めない」と、単語の重要性がよくわかっているからです。

「英語長文が読めない」という人は、まず単語の勉強を最優先しましょう。

単語帳がキレイなうちは、まだまだ勉強量が足りない証拠。

単語帳がボロボロになるくらい、本気で勉強しましょう。

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文法を丸暗記している

英文法は、複雑でむずかしいでよね。

「授業を聞いてもよくわからないし、参考書を見ても理解できない」という人がとても多いです。

先生には、「考えるより丸暗記したほうがいい」と言われてしまうから、どうしようもない。

学校の定期試験や受験のために、大量の英文を丸暗記するしかないのです。

しかし、丸暗記しただけでは、英語長文を読むことはできません。

英文を読むには、基礎力が必要。

中学レベルの英語を理解するだけでなく、自由に使えるまで頭に叩き込む必要があるのです。

とくに重要なのが、英語の語順です

日本語は、語順が違っても意味は変わりません。

「私は」「犬が」「好きです」

「私は」「好きです」「犬が」

犬が」「私は」「好きです」

順番は違っても、「犬」「私」という「てにをは」の助詞が正しければ、単語の位置が違っても意味は変わりません。

しかし、英語は、単語の並び順によって意味が変わります。

I like dogs.「私は犬が好きです」ですよね。

単語の順番を変えて、Dogs like me.にすると「犬は私が好きです」と意味が変わってしまいます。

この英語の語順を理解しなければ、いくら単語をたくさん知っていても、正しく英文を読むことはできません。

知ってる単語をつなげるだけでは、意味は理解できないのです。

なかには、文法は勉強しなくてもいいという人もいます。

「ネイティブの子どもは文法を勉強しなくても英語が話せるから、文法は勉強しなくてもいい」というのですね。

私たちも、文法を勉強しなくても日本語が話せるようになったので同じです。

しかし、本当に文法を勉強しなくても英語はできるようになるのでしょうか?

子どもが文法の勉強をしなくても英語ができるようになったのは、大量のインプットがあるからです。

赤ちゃんの頃から英語を聞き続け、親や周りの人の真似をしながら話す練習をしてきました。

間違った使い方をしていたら正しい言葉を教えてくれます。

試行錯誤を繰り返しながら、英語が話せるようになったのです。

もし、私たちのような日本人の大人が文法なしで英語をマスターするには、大量の英文のインプットが必要です。

英文をたくさん覚えれば、自然にパターン(文法)がわかるようになります。

しかし、大量の暗記は大変な作業ですよね。

英語を理解するには、丸暗記より文法(英語の語順)を勉強する方が効率的です。

単語を覚えても長文が読めない場合は、文法力が不足しています。

中学・高校の基礎レベルの文法をしっかり復習しましょう。

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長い文章を読み慣れていない

英語長文が読めない人は、読む量が足りないケースが多いです。

長文読解というと、問題集で勉強することが多いですよね。

知らない単語をひとつひとつ調べ、わからない文法を丁寧に勉強し、1つの問題に時間を掛けて取り組みます。

問題集を1冊終えたときは、充実感でいっぱい。

「こんなにたくさんの長文を読んだんだ」と感動さえしてしまうのです。

しかし、それでも長文を読む量は不足しています。

私たちは学校の教科書やテキスト以外にも、いろいろな本を読みますよね。

本が好きな人なら、1年で100冊読む人も少なくありません。

本を読まない人でも、ネットニュースやネット検索など、日本語の文章を読んでいるはずです。

しかし、英語の場合、教科書やテキスト以外は英文を読む機会がないのではないでしょうか?

長文問題集を1冊終えても、英文の量は洋書1冊分にもなりません。

英文を読む量が圧倒的に足りないのです。

英文を読む習慣がない人が、英語長文をスラスラ読むことはできないでしょう。

英語長文が読めるようになるには、大量の英文を読む必要があるのです。

そもそも日本語の運用能力が不足している

長文読解の授業で、英文の内容を日本語に訳して解説しても、理解できない生徒さんもいます。

英文の内容が難しい場合、和訳しても意味が理解できないこともあります。

これは、英語力の問題ではなく、日本語の力が不足していることが原因です。

英語だけでなく、日本語の語彙や、知識、読解力が不足しているのです。

よく、「偏差値40の私でも超難関校に合格できた!」という人がいますよね。

体験談を、本に書いたり、SNSで情報発信などしています。

彼らの成功体験を読むと、「自分でもできるかも」と期待してしまいます。

しかし、注意して欲しいことが1つあります。

それは、彼らの「日本語の運用能力が高い」ということ。

本1冊分の文章が書けるだけでも文章力があります。

わかりやすい説明、読者の心を動かす文章のテクニックは、誰にでも出来るわけではありません。

偏差値40というのは、単に勉強をやっていなかっただけ。

もともとの能力が低いわけではありません。

「第二言語が母語を越えることはない」という事実を聞いたことがありますか?

日本語より英語の方が出来ることはない」ということ。

英語の読解力を上げるには、日本語の読解力をつける必要があるのです。

日頃から、本や新聞を読んだり、ニュースを見て知識をつけることが大切。

大学受験の英語問題は、さまざまなトピックから出題されます。

難関校ほど扱うテーマが難しいので、日本語の抽象的な文章を読み問題慣れすることで、英語長文はぐんと読めるようになるのです。

集中力が不足している

英語長文を読むには、かなりの集中力が必要です。

しかし、難しい長文となると、なかなか読み進めることができません。

すると「疲れた」「単語がぜんぜんわかんない」と、イライラ感が出てくるのです。

集中力が続かないのは、文章を読む習慣がないからです。

経験が少ないと、慣れることができません。

慣れていないので、すぐに「やめたい」という気持ちが出てきて、集中できないのです。

しかし、集中力がないと悩む必要はありません。

誰でも、楽しいことには夢中になれますよね。

集中して英文が読めないのは、つまらない内容の文を読んでいることも原因のひとつです。

長文に慣れるためには、できるだけ簡単で興味のもてる文章を読むことがコツ。

少しずつステップアップすれば、長くて難しい英文も集中して読めるようになります。

問題集だけでなく、自分の興味のある内容の英文も読んでみましょう。

インターネットで調べれば、素材はたくさんあります。

たのしみながら勉強することで、英語力は飛躍的にアップしますよ。

 

まとめ

今回は、英語長文が読めない人の共通点をご紹介しました。

原因はいろいろありますが、いちばんの近道は基礎力をつけることです。

基礎力をつければ、英語力がぐんとアップするので、勉強が楽しくなります。

すると、モチベーションが上がるので、どんどん勉強したくなるのです。

基礎からやり直すのは、遠回りのように思えますが、実際は近道。

基礎がしっかりしていれば、勉強の質が上がるので加速的に力がついていくのです。

ぜひ、中学・高校のかんたんな文法と単語の勉強から始めてみてください。

英語長文がスラスラ読めるよう応援しています!

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