英語の仮定法はむずかしくない!実はネイティブが日常会話で使うほど「かんたん」な文法なのです。

こんにちは。

高校・大学受験塾で英語講師をしている『まのとも』です。

英文法が苦手という人が多いですね。

とくに「仮定法」と聞くと、拒絶反応を起こしてしまいがち。

「仮定法は、ifを使って、とりあえず時制をずらせばいいんだよね…」と、公式にはめ込むように問題を解く人がとても多いです。

「仮定法過去って現在のことなのに、なんで過去なの?」

「仮定法過去完了って意味がわからない…」

こんなに面倒な文法、勉強しても仕方ないと思ってしまいます。

しかし、仮定法は「ネイティブが会話でよく使う」ってごぞんじでしたか?

難しいと思いこんでいますが、ふだんの会話で使うくらいなので、実は「かんたん」なのです。

「あーあ、お金があったらなあ」

「今より10歳若ければいいのになあ」

「あんな高いバッグ買わなければよかったよ」

このようなセリフ、よく言いませんか?

これらは、仮定法を使えば、かんたんに表現できるのです。

仮定法は「かんたん」で「便利」なので、ぜひとも使いこなせるようになってほしいです。

今回は、わかりにくい仮定法を、わかりやすく解説します。

コツがわかれば、公式みたいに丸暗記しなくても大丈夫。

自由自在に使いこなせようになります。

では、早速いってみましょう!

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

仮定法ってなに?

簡単にいうと、仮定法は「現実とはちがうこと」を言いたいときに使います。

また、現実味を感じないような「ありえないこと」にも仮定法を使います。

「もし~だとすれば」や「もし~だったら」は、「本当はそうじゃないけれど」という意味が込められています。

 

If I were a bird, I could fly.「もし私が鳥なら空を飛べるのに」

この英文は、教科書に出てきますよね。

人間が鳥になれるわけないです。だから現実と反対のことを述べるために「仮定法」を使うのです。

「もしも私が鳥なら」の「If I were a bird,」に注目してください。

ふつうの文「私は鳥です」なら、主語が「I」で動詞は「am」ですよね。

しかし、事実と反対の文「もしも私が鳥なら」になると、主語「I」は同じでも、動詞が「were」と過去形になっています。

なぜ、事実と反対のことを言いたいとき、動詞が過去形になってしまうのでしょうか?

「過去形」は、過去のことを表現するだけではありません。

出来事を「遠いもの」と、とらえることができるのです。

現在形は「今」を表します。「今」というと「近さ」を感じませんか?

「今まさに」とか「ちょうど今」とか、すぐ近くのことを表しています。

その反対に、過去形は「むかし」のこと。

「今」から見たら「距離感」を感じますよね。

この距離感が、「今とはかけ離れていること」つまり、「現実的ではないこと」を表しています

現在のことでも「過去形」を使うことで、「現実とは反対のこと」を表す。これが「仮定法」なのです

理由がわかると、イメージ沸きませんか?

「仮定法は時制を1つずらせばいいんだよね」と公式のように考えるより、わかりやすいと思います。

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仮定法の使い方は実はかんたん!

わかりにくい仮定法として、「仮定法過去」と「仮定法過去完了」があります。

今のことなのに、なんで過去形にするの?

過去のことなのに過去完了形?

混乱しがちですが、理屈がわかれば簡単です。

「仮定法過去」と「仮定法過去完了」の使い分けは、現実と反対のことが「いま」なのか「過去のこと」なのか、というだけです。

現在の事実と違う⇒過去形で表す(仮定法過去)

過去の事実とは違う⇒過去完了で表す(仮定法過去完了)

これさえ押さえればOKです!

今のことなのに「過去形」を使う理由は、先ほどお伝えした通りです。

過去形は、できごとを「遠いもの」としてとらえる特徴があります。

話の内容が「ありえないこと、現実とはなれていること」であるという、現実との「ズレ」を表すために、距離感がある「過去形」を使うのです。

現在のこととずれているから「過去形」

過去のこととずれているから「過去完了形」を使います。

過去完了形には、もう1つの用法「大過去」があります。

過去形は、過去のできごとを表しますが、過去完了形の「大過去」は過去のできごとよりも「さらに前のできごと」を表します。

The plane had already left by the time we arrived at the airport.

「私たちが空港に着く前に飛行機は出発してしまった」

 「the plane had already left」は「we arrived at the airport」より、さらに前のことですよね。

私たちが空港に着く前に、飛行機はもう出発してしまっていたので、この「時間のズレ」を「大過去」で表しているのです。

これがわかれば、仮定法過去完了もOKですね。

理屈がわかれば、仮定法は難しくはないのです。

仮定法を使った実際の会話例

では、実際に仮定法はどのように使われるのかご紹介します。

もしじゅうぶんなお金と時間があれば、世界旅行に行くのになあ。

If I had enough time and money, I would travel around the world.

「十分な時間とお金が手に入ることなどあり得ないけれど、もし手に入るのであれば」という現実に起こる可能性がないことを表しています。

もしオレがイケメンだったら、モデルの仕事ができるのになあ。

If I were good-looking, I could work as a model.

「オレはイケメンではない」というのが現実のことです。

「現実のこと」なのか「ありえないこと」なのかを判断するのは、「話し手」です。

話し手がどう判断しているのかが重要。

話し手が「ありえない」と思った場合は、仮定法を使うことになります。

「オレはイケメンではない」なんて、そんなことないです。

他の人から見たら、イケメンかもしれませんよね。

彼女がここにいてくれたらなあ

I wish she were here.

改定法は「if」だけではありません。

この「wish」も使われます。

「wish」は実現できそうもない願望をあらわします。

この例文の場合、「彼女がここにいてくれる」という可能性はないということ。

なんとも切ない気持ちになります。

大好きな彼女と会えない現実をつぶやいたのかもしれません。

また、仕事で大変な目に合っているとき、頼りになる同僚のことを思い出しているのかもしれません。

「彼女がいてくれたらこの局面を切り抜けることができるのに…。でももう転勤してしまってここにはいないからムリか…」という心の中も想像できます。

仮定法を使えば、「残念だなあ」という気持ちも表現できます。

他にも、仮定法を使っていろいろ表現できます。自分なりのセリフを考えてつぶやいてみるのもおもしろいです。

1人でつぶやく練習をすることで、英会話の力がぐんとアップするので、ぜひ試してみてください。

まとめ

今回は、ややこしいと思われがちな仮定法についてくわしく解説しましたが、いかがでしたか?

文法書を読んだり、問題を解いているだけでは、なかなか「ストン!」と納得できないこともあるでしょう。

「仮定法なんて勉強しても、どこで使うの?」と思われがちですが、今回ご紹介したように、仮定法はネイティブが会話でよく使います。

基礎的な知識さえつければ、じゅうぶん使いこなすことができるのです。

会話に必要な文法は、基礎的な簡単なものだけです。

数が限られているので短期間で集中して勉強しましょう!

 

さいごに

「リスニングが速くて全然聞き取れない」

「英語長文を読むのに時間がかかる」

「長文問題を読み終わった後、内容が頭に残らない…」

そんな経験はありませんか?

英語が「読めない」「聞き取れない」原因は、英語の処理能力が遅いから。

英語を英語の語順のまま理解できないので、英文を読むスピードが遅く、聞き取ることができないのです。

学校の授業では、英文を日本語に訳して理解します。

英語と日本語では語順が違うので、英語を正しい日本語に訳すには、「返り読み」が必要です。

たとえば、I play tennis.を日本語に訳す場合、英語の語順では、「①私は」「②する」「③テニスを」です。

日本語に訳すと「①私は」「③テニスを」「②する」です。

英文を頭から読んでいたのに、途中で目線を文の後ろに向けなければいけませんよね。

「英語長文を最後まで読んだけれど、内容が頭に残らない」というのは、「返り読み」の作業に集中して、意味を取る余裕がないからです。

日本語の「返り読み」のせいで、英語ができない人が大量に増えています。

リスニングが聞き取れないのは、何が原因でしょうか?

「ネイティブの速い音が聞き取れない」と思いがちですが、原因は「音」だけではありません。

頭の中で、聞き取った英文を日本語に訳して理解しようとするからです。

英語を聞き取るだけでも大変なのに、音に集中しながら同時に頭の中で日本語に訳している。

プロの同時通訳レベルのことを、いきなりやろうとしているので、頭がパニックになるのはムリもありません。

 

リスニングは一発勝負。

聞いた瞬間に理解しなければいけません。

日本語に訳さず、英語のまま理解できる「英語脳」を身につけなければ、あの速いネイティブのスピードにはついていけないのです。

英語脳をマスターするための勉強方法と教材については、こちらの記事をごらんください。

英語脳を身につければ、英語力はどんどんアップしていきます。

英語は、特別な能力は必要ありません。

方法さえ間違わなければ、誰でもマスターできます。

だいじょうぶ! 絶対に英語はできるようになるので、これからの自分に期待してくださいね。

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