英語長文の音読のコツ|音読やって効果が出る人と出ない人の違いとは!?

「音読がんばっているのに、ぜんぜん英語長文が読めるようにならない」

そう悩んでいませんか?

その原因は、音読のやり方が間違っているから。

英語をただ声に出して読んでいるだけでは、英語は上達しません。

音読は、絶大な効果があります。

しかし、正しい音読方法を知らないために、効果を出せない人があまりにも多いのです。

今回は、音読の絶大な効果と正しい音読法についてご紹介します。

英語講師
まのとも

私は塾で生徒さんに音読をおすすめしています。
みんな英語長文の読解スピードが上がり、問題の正解率が格段に上がりました。

次は、あなたの番です!

ぜひ試してみて、音読の効果を実感してください!

英語長文が読めない理由とは

単語をたくさん覚えた

文法も勉強した

でも英語長文が読めない…。

なぜ、読めるようにならないのでしょうか?

くわしい理由はこちらをごらんください。

長文読解ができるだけでは満足できない時代に突入

2020年から大学受験の英語は大きく変わりました。

センター試験が共通テストになりましたが、大きな変更点はリスニングの配点が2倍になったということ。

リスニングが苦手な人は、早めに対策を取らなければ本番に間に合いません。

しかし、具体的な方法を学校では教えてくれないので、リスニングができなくて困っている受験生が多いです。

受験塾でもリスニングに特化した対策は難しいので、結局は自分で勉強しなければならないのです。

いったい、どうやってリスニングの勉強をすればいいのでしょうか?

リスニングはTOEICで高得点を目指す社会人の人にとっても需要。

聞き取る力をつけないことには、スコアアップは厳しいと言えます。

英語長文の音読効果はリーディング力アップだけではない!

音読の効果は、リーディング力のアップだけではありません。

リスニング力もアップします。

音読で得られる効果を見ていきましょう。

音読の効果①リーディング力がアップする

英語長文を何度も音読することによって、リーディングの速度が上がります

なぜなら、英語を英語の語順のまま読めるようになるから。

音読することで「返り読み」のクセがなくなります。

目線をあちこち泳がせたり、英文を何度も読み返す必要がありません。

1回読めば理解できるので、速く読むことができるようになります。

音読の効果②リスニング力がアップ

音読をすれば、リスニング力もアップします。

生徒さん

音読は「読む」練習なのに、どうして「聞く力」がつくの?

まのとも

リスニングは、聞く力だけじゃないの。
意味を理解する力も必要なのよ。

リスニングができるようになるには、2つのステップがあります。

①文字と意味を結びつける

②音声と文字を結びつける

この2つがそろって、「英語の音声を聞き取る」「意味が理解できる」ようになります。

詳しく見ていきましょう。

①文字と意味を結びつける

文字と意味を結びつけることは、中学・高校の英語の授業で勉強してきました。

英文を見て意味が理解できる。これが文字と意味が結びついている証拠です。

しかし、英文を日本語に訳すクセがついていると、リスニングは聞き取れません。

なぜなら、ネイティブの音声はスピードが速いから。

日本語に訳している間に、音声はどんどん先に進んでしまいます。

リスニングができるようになるには、聞いた瞬間に意味を理解しなければなりません。

ネイティブの音声を聞いた瞬間に意味を理解するには、瞬発力が必要です。

瞬発力とは、読むよりも、もっと速いスピードで英文を理解する力です。

リーディングよりもリスニングが難しいのは、この瞬発力が不足しているかです。

②音声と文字を結びつける

まのとも

「音声と文字を結びつける」というのは、英語の正しい発音方法を理解して、自分でも発音できるようにすることです。

自分が発音できない音は、聞き取ることができません。

リスニングができるようになるためには、英語の正しい発音方法を勉強する必要があるのです。

英語の発音は、日本語にはないものがたくさんあります。

たとえば、日本語の文字はほとんど母音がつきますが、英語は子音だけで発音することが多いです。

また、英語にはアクセントやイントネーションなどリズムがありますが、日本語はフラット。

抑揚がなく、平たんな音声です。

単語と単語がくっついて別の音に聞こえたり、音が欠落するなど、英語には音声変化が多く見られます。

とくに、英語特有の音声変化をマスターしないと、ネイティブの英語を聞き取るのは難しいのです。

英語の音声変化について、くわしくはこちらの記事をご覧ください。

正しく発音できないと、リスニングは聞き取ることが出来ません。

間違った発音方法を覚えてしまうと、リスニングが聞き取れなくなってしまうのです。

まのとも

音声を確認しないで、文字を読むだけの音読は危険です!
ローマ字読みで音読していると、間違った発音でインプットされてしまうので、
リスニングは絶対に聞き取れません。

では、具体的にどのように音読すればいいのでしょうか?

音声を確認する

自分で発音できるように練習する

音と文字を一致させるよう何度も音読する

これで、正しい発音方法での音読ができます。

まのとも

音声付き・・のテキストが必須です!

必ず、音声付きのテキストを用意しましょう。

ネイティブは、単語をひとつずつ発音しません。

言いやすいように、単語同士の音をくっつけて、音声を変化させて発音します。

「pick it up」は、「ピック・イット・アップ」ではなく「ピキタプ」と発音します。

音読するときは、ネイティブと同じように、「ピキタプ」と音声を変化させて音読しましょう。

何度も音読すると、文字と音が一致します。

【文字と音が一致できた場合】

生徒さん

ピキタプ」は「pick it up」のことだね。

【文字と音が一致できていない場合】

生徒さん

「ピキタプ」なんて単語あったっけ?

文字と音が一致できないと、何度聞いてもリスニングはできるようにはならないのです。

なぜ音読すると日本語に訳さなくても英語が理解できるようになるのか

音読することで「英語脳」を作ることができます。

英語脳とは、「日本語に訳さずに英語のまま理解できるようになる」ということ。

英語を読んだり、聞いたりするとき、日本語を使わなくても理解できるようになるのです。

逆に言うと、英語脳が完成しないうちは、日本語を使って英語を理解するしかありません。

まのとも

その代表例が、「返り読み」です。

返り読みは、英文の後ろから読み返す方法。

日本語と英語では語順が違うので、そのまま訳すと変な日本語になってしまいます。

正しい日本語に訳すために、前から読んだ英文を、わざわざは後ろから読み直していくのです。

例文を見てみましょう。

「夕食で食べた魚はおいしかった」

The fish we had for dinner was delicious.

英語の語順通りに意味を取ると

①The fish ②we had ③for dinner ④was delicious.

「①魚は/②私たちが食べた/③夕食に/④おいしかった」になります。

日本語と英語は語順が違うので、バラバラな文になっています。

正しい日本語にするには、順番を入れ替えなければいけません。

「②私たちが(③夕食に)食べた①魚は④おいしかった」

②③①④と、順序がバラバラですね。

正しい日本語にするためには、目線をあちこち動かして、必要な単語を読み取っていくしかないのです。

まのとも

長文になると、返り読みを大量にしなけばいけません。
頭が混乱して、内容を理解するどころではありません。

最初に読んだところの記憶は薄れ、「何が書いてあったんだっけ?」ということになってしまうのです。

音読は、このような「和訳するクセ」を直すことができます。

まのとも

なぜなら、英文を声に出して読んでいる時は、頭の中で和訳できないから
声を出すことに集中するので、頭の中に日本語が入ってくる余地はありません。

音読する時、頭に浮かぶのは「イメージ」です。

イメージで、文の内容を理解しているのです。

日本語の文章を読むときと同じです。

好きな小説を読んでいるとき、頭の中にイメージが浮かんできませんか?

映画を見ているように、うっすらとそのシーンが浮かんできます。

その時、頭の中に「文字」は浮かばないはず。

文字ではなく、イメージで内容をつかんでいるのです。

音読は、日本語に訳すクセをたたき直し、英語をダイレクトに理解できるようにする、抜群な勉強方法と言えましょう。

しかし、「音読やっているけれどイメージなんか浮かばない」という方もいらっしゃるでしょう。

その場合は、音読のやり方が間違っている可能性があります。

間違った音読法とはどのようなものがあるのでしょうか?

詳しくご紹介します。

【100日間返金保証付き】JJENGLISHエクササイズ

 

多くの人がやってしまう間違った音読方法とは

音読がいいと言われても、具体的にどのように練習すればいいのか分かりませんよね。

知らないうちに、間違った方法でやっていることも多々あります。

ここでは、効果が出ない音読方法をご紹介します。

①英文の内容を理解していない

alt="驚いている男性の画像"
まのとも

意味の分からない英文を音読しても、効果はありません。

音読の目的は、英語脳を作ること。

「返り読みをすることなく、英語を英語の語順のまま理解する」「日本語に訳さずイメージで理解する」ことです。

意味を理解していない英文を音読するのは、発音の練習にはなります。

たとえば、早口言葉やお経ですね。

何度も読む練習をすれば、文字と音を結びつけることができるので、スラスラ読めるようになります。

まのとも

しかし、肝心の意味がわかりません

意味がわからないと、英語の文構造を覚えこむことができないし、内容をイメージすることができないのです。

音読をする前には、意味を把握する必要があります。

使われている単語の意味、文法、構文はあらかじめしっかり理解しておくことが必要です。

②難しい英文を音読している

難しい英文を音読しても、効果はあまりありません。

知らない単語が多いと意味がわからないので、イメージが浮かびません。

むずかしい文法がたくさんあると、文の構造が複雑でわかりずらいです。

そのため、英文を前から読んで意味を理解する練習にはならないのです。

生徒さん

かんたんな英文だと、力がつかないんじゃない?
難しい英文の方が、よさそう。

簡単な英文では効果がないと思っている人が意外に多いです。

難しい英文をたくさんクリアしたほうが、英語力がアップすると思うのですね。

まのとも

それは、逆効果です!

音読は、英文を読むと同時に、意味を理解できるようにすることが目的です。

そのためには、自分のレベルに合った英文を何度も音読することが大切なのです。

難しい英文は、読むだけで大変。

音読するのは、かなりの負担になります。

挫折の原因にもなるので、注意しましょう。

③ネイティブの音声を聞かずに音読している

音読の目的は、音と文字をつなげることです。

間違った発音で音読すると、正しくつなげることができません。

特に困るのが、リスニング。

自分が認識している音と、正しい音に食い違いがあるので、知っている単語であっても聞き取れなくなってしまうのです。

単語を覚えるとき、発音を聞かないで勉強する人がとても多いです。

スペルから想像してなんとなく発音するので、間違っていることが多い。

せっかく覚えた単語なのに、リスニングでは聞き取れないのです。

音読する際には、あらかじめ音声を何度も聞くことが大切です。

音声がない英文は、音読教材としてオススメできません。

④回数が少なすぎる

「音読は何回やればいいですか?」と生徒さんによく聞かれます。

基本的には、50回以上。覚えてしまうくらい繰り返し音読するのが理想的です。

そういうと、生徒さんはびっくりしてやる気を失ってしまいます。

しかし、音読は基礎練習です。

テニスや野球なら素振りのようなもの。

何度も繰り返し練習しなければ、力にはならないのです。

音読していても効果がないと思う方は、回数が少なすぎるかもしれません。

10回20回では少ないです。

回数を増やすようにしましょう。

しかし、英文の量が多いと、負担が大きいです。

1回で読める量を少なくし、音読する回数を増やすようにしましょう。

⑤回数をこなすことが目的になっている

音読する回数を指定すると、回数をこなすことが目的になってしまうことがあります

回数がノルマに感じ、「質より量」になってしまうのです。

まのとも

私は、生徒さんにこうアドバイスしています。
・英文がつっかえずにスラスラ読める
・読みながら意味が理解できる
・音声と同じ速さで音読できる
これができるようになれば、音読効果がかなり出てきます。

英語脳を作るには、暗記してしまうほど繰り返し音読することが理想です。

しかし、それはちょっと大変ですよね。

ですので、頑張れる人は挑戦してもらいますが、ほとんどの生徒さんには上記の3点を目指すようにお伝えしています。

 

効果がハッキリ出る正しい音読方法とは

音読は、いきなりやっても効果はありません。

音読する教材を選ぶには2つのポイントがあります。

意味が理解できる英文であること

音声付きであること

これらが重要です

そして、音読するにはいくつかのステップがあります。

効果がしっかり出すには、やる順番が大切。

以下に紹介する順番通りに音読しましょう。

①英文を精読する

②精読した英文をリスニングする

③オーバーラッピング

④スピード音読

⑤暗唱できるまで繰り返し音読する

具体的にお話しします。

①英文を精読する

まず英文をじっくり黙読します。

黙読する目的は、英文の意味をしっかり把握することです。

わからない単語は調べる

わからない文法を調べ、英文の構造を把握する

英文の意味を把握しましょう。

全部完璧に理解する必要はありません。

目安は7割から8割程度でOKです。

②精読した英文をリスニングする

ここでは、英文の正しい発音を確認します。

英文を目で追いながら、どのように発音するのかを確認しましょう。

発音やアクセント、イントネーションに注意して聞きます。

正しい発音の仕方を把握できたら、次のステップに進みます。

③オーバーラッピング

オーバーラッピングとは、英文を目で追いながら音声に合わせて発音すること。

リスニングをしながら音読します(テキストは見てOK)

ネイティブの音声を聞きながら、真似をするように音読することがコツ。

発音がとてもよくなります。

正しく発音できる音だけが、リスニングで聞き取れるようになるので、発音をマスターすることは大切です。

まのとも

アクセント、イントネーション、リズム、間の取り方など、全てコピーするつもりで音読しましょう。

ネイティブのスピードに合わせて音読するので、はじめは速くてついていけないかもしれません。

しかし、慣れると追いつけるようになります。

焦らず、何度も挑戦していきましょう。

④スピード音読

オーバーラッピングをスピードアップした音読です。

発音が崩れないレベルで、出来るだけ早口で音読します。

まのとも

ネイティブの音声よりも、もっと早く読めるように何度も音読しましょう。

スピード音読を繰り返すことで、リーディングスピードが飛躍的にアップします。

読むスピードだけでなく、理解するスピードも速くなります。

単語ひとつひとつを目で追うのではなく、数個の単語をまとめて理解できたり、1つの英文をパッと見て理解できるようになるのです。

英語長文を速く読めるようになりたいという人にとっては、スピード音読は絶対おすすめの音読法です。

スピード音読の効果は、リーディングだけではありません。

リスニングにも効果があります。

まのとも

速く読めるということは、速い音声も聞き取れるということ。
ネイティブの速いセリフも、楽々聞き取れるようになります。

ネイティブの音声を対決するつもりで音読すると、ゲームを楽しんでいるようで面白いです。

音読は単調でつまらないと思われがちですが、このレベルに到達すると楽しく感じるでしょう。

ゲーム感覚でどんどんスピード音読に挑戦してみてください。

⑤暗唱できるまで繰り返し音読する

暗唱できるまで音読するのは、人によっては厳しいかもしれません。

無理して嫌になってしまうのは、避けたい。

自分が気に入った英文や、話せるようになりたい英文などであれば、楽しみながら音読できるでしょう。

暗唱できるようになれば、口から自然に英文に出てくるようになります。

つまり、英語が話せるようになるということ。

英会話は、ここまで音読を繰り返すことで、やっとできるようになるのです。

言いたいことを瞬時に口から出すには、何度も繰り返し練習すること。

暗唱するまで音読することで、英会話はできるようになるのです。

おススメの勉強法と教材については、こちらをごらんください。

まとめ

今回は、英語長文の音読のコツについてご紹介しました。

音読というと、小学生の時にやった経験があるせいか、「子どもっぽいやり方」だと思う人も少なくありません。

しかし、あの時の音読のおかげで、文章がスラスラ読めるようになったのです。

国語や英語など、語学ができる人は、文章を読むのが速いです。

試しに音読してもらうと、初めて見た文章でもスラスラ音読できます。

正しい方法で音読すれば、読解力は必ずアップします。

まずは、試してみることが大切。

中学レベルの簡単な英文から始めてみましょう。

1カ月続ければ、効果を感じるはずです。

瞬発力を身につけるには、ネイティブの音声と同じ速さで音読できるようになることが必要です。

速く読めて、読みながら意味がわかる。

これができると、ネイティブの速いスピードでも、聞いた瞬間に理解できるようになります。

「音は聞き取れるけれど意味がわからない」という方もいます。

それは、英語を理解するスピードが追いついていないからですね。

ネイティブと同じスピード、またはそれ以上に速く読む練習を繰り返しすることで、意味が取れるようになってきます。

ぜひ試してみてくださいね。

こちらの記事もあわせてごらんください。

JJ ENGLISHエクササイズ